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刺激を欲しがる・・「アイ・ノウ・脳」

2019年04月02日

パチビー読者の皆様!一週間楽しみにお待ちいただけましたか?

毎週火曜日更新「こんな塔子でイイですか」はじまり、はじまり~

先週はコラムのお休みを頂いてしまって楽しみにしてくださった方はすみませんでした。Vシネマの撮影だったのですが、思っていた以上に大変で(主に天候が・・)体力を奪われ・・

反省ついでに、お休みが決定してから早速飲みに行った酒クズです(οдО;)
マネージャーはいつも優しいので、いつか何か恩返しをできたらと思いながら酒に溺れ、更にお疲れを増幅させて、やっと体力を取り戻してきた感じです。

こういう経験も重ねると少しずつ心身トラブル回避方法なんかも身についてくるので、それまではジタバタとお騒がせしますが生暖かい目で見守っていただけたらと。

Vシネマ撮影。雪が降ってしまったんですよ。主に外撮影が多くて、春のシーンでなぜか吹雪いているという謎の展開。でも切羽詰ったときの、NGテイク出さないぞっていう気合だとか、ご飯に感謝する気持ちだとか、本当に眠い時間だとか、撮り終わったときの何にも例えられない嬉しさだとか本当に勉強になりました。

私は元々忙しいのも刺激的なのも好きだし追い込まれるのも好きなんですよ。それでも難しい話でやられっぱなしであったり、寂しい気持ちを抱えたままでは頑張れない。

でも、今回頑張れたなあって思うのが、代わりのいない自分をきちんと抜擢してくれた感や、撮影現場での対等な感じ。女優様に対して・・というものではなくなんか人間の基本みたいな優しさとか、「生きてるなあ今」・・・って感覚をみんなで味わってる感じと言うか。
これを同じ釜の飯を食った云々だとしたら、私は今までそういう経験がなかったので、一番最初にピンク映画でお世話になった制作会社の方々。好きな監督にゆかりのある監督さんのいる場所でそのような体験をできたことを嬉しく思います。

帰ってきたときに制作会社の社長さんが「みんな無事で帰ってきてなによりです」ってツイートしてくれてたのも嬉しかった。きっとこのお話を大事に思ってくれているから、でき上がりが今から楽しみです。今までのピンク映画がどうこうって話ではないのですが、Vシネマの主役はピンク映画よりも出番が多く、撮影は大変でとっても思い出に残りました。

今後何があっても、こんな風に映画が好きな人たちとお仕事ができたこと、忘れたくないですね。
体力に関しては年々燃えカス具合が凄くなっていきますが、精神的にはまだまだ成長の余地あり!

近況報告と共に本題です。

私の脳は刺激が大好きなようで、青春時代に偏った音楽を爆音で聴いていたときにできた一種の癖のような物です。
当時はレンタルCDが流行しており、MDに焼いてウォークマンで聴くのが主流・・ああ死語がいくつも出てますね・・昭和の人間ですもの・・・

常にドキドキしていないとおさまらず、好きな曲を探し続け、見つけたら飽きるまで寝る間も惜しんで一曲ばかり聴いてしまう。そしてまた新しい刺激を。あの吐きそうなくらいドキドキするような一曲を見つけてしまう瞬間が好きでした。

そんな私も大人になって、刺激を受けなくても日々過ごしていけるようになり、日常と趣味をある程度切り離して楽しめるように・・くらいになりました。
それでも、音楽だったり映画だったりは、心を救ってくれることがあるから、切り離しきれてはいないし、それでいいのかもしれませんね。

AVを生業にしてからというもの、●ックスに関しても刺激を好んでいるなあと自分のことを分析しております。なんというか、焦燥感や安心感(安心感も常にあるものではないから自分にとっては刺激的なんです)をくれるタイプのものに、とても満足する。心がザワザワするのがとても気持ちがいい。
おそらくユーザーさんは刺激と言うと激しい行為をして、ザクザクとやられちゃって、悲鳴みたいになっているものを想像して、やっぱ激しいのっていいのかあなんて思ってしまうんだろうけど、そこの説明が難しいので何度も言葉を並べて、いつかわかってくれる人がいたらいいなあと思っている。

私が毎回絡みで泣いてしまう男優さんは、圧倒的な「ここにいるよ」感を出してくる。出産時に手を繋いでもらうってこんな気持ちなのかなあ?なんて想像してしまう。産んだことないけど。
他に例えるならば、小さい頃に母親がどこかに行ってしまうのではないかとよく不安になっていた。そういうときに欲しかったような気持ちが流れ込んでくる。

男優さんとは●ックスで繋がっている。始まるときの気持ちはゼロだ。ドラマ物だったら、それまでの盛り上がりで、ゼロでなくなっていることもあるが、特に個人的な思い入れがあるわけではない。でもその人が「僕はどこにもいかないよ」って表現方法を用いて来る。そしてそれがドンピシャで私は泣いている。きっとその男優さんは私を騙すことなんて簡単にできると思う。とても頭がいい人なんだろう。

そうやって心の奥から色んなものを引っ張り出してもらうのも刺激的です。そしてここにいるよっていう安心感は自分にとって最大の刺激。いくらもらっても泣いちゃうほどありがたく嬉しいものなんです。
●ックスなんて単なる体。AVは即物的でその場での満足という考えのユーザーさんが殆どと思いますが、どんなものにでも変わっていける無限大の可能性を、自分の心に感じたりします。体は壊れたら終わり。心は壊れるギリギリでも場合によっては凄くセクシーだと思う。
もっともっと心に入り込んで変わっていく姿を出していけたらなと。
私は映画、演技も大好きですが、こうして心の奥底まで曝け出す機会があるAVもとても好きです。

あとは別の男優さんですが、最中の言葉(口癖なのかな?)がいつも
「お前のもんだぞ!」って言うんですけど、それがなんか凄く好きなんですよね。言葉で自分を捧げてくれる感じ。その言葉だけを反芻して、ムラムラすることもなく安心して眠れることもあるくらい。こちらは、おそらく人柄が温かい方なのかな?という憶測。知ることもないのですが性的なことをするというのは結構な情報交換なので、間違ってはいない気がします。

あ~こんだけ並べるとバレてしまいますねえ。私が寂しい人間だということが。そしてめんどくさい人間だということが。でも男優さんは陰なる主役で力もち。
こんなめんどくさい部分に向き合ったり、(その場だけ)丸ごと愛してくれた上で、カメラの前で一番セクシーに見えるように頑張ってくださってます。

女優も男優も、どうにでもできると思うんです。心なんてなくたってできると思うんです。心なんて重くてベタベタしてめんどくさいことこの上ないんです。でも私はそれが好きで、それを大事にしてくれてる人とお仕事できてて幸せだなあなんて思います。

では、最後にVシネマのときの写真で〆
ではまた来週!お楽しみに~╰(*´︶`*)╯Thank you.♥


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