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自粛中につき、エア稼働!?

2020年05月15日

この原稿を書いている段階ではまだですが、緊急事態宣言が一部の地域を除いて解除される見込みとなりました。新型コロナウイルスとの戦いはまだ続きそうなので油断はできませんが、とりあえず一息といったところでしょうか。それに合わせて営業を再開できる地域も増えています。

この全面的に自粛の間、営業しているホール名の公表を前後してパチンコ業界へのバッシングが強まりました。「営業は再開したものの、打ちに行って良いのだろうか?」考えてしまう方も多いかと思います。取るべき行動は人それぞれなのではないでしょうか。お住まいの地域や家庭環境などによって変わって然りでしょう。もちろん、開いているホールへと遠距離移動しまくってまで打つとかは論外ですけどね。

私の場合は、高齢の父が手術・入院をしていたこともあって、リスク管理は厳しめにしています。なので、入ってみてコロナ対策に危うさを覚えるホールで打つことはないかな。あと長時間電車に乗って遠征とか、混みすぎるところもパス。

そんな制約を付けて勝とうとかおこがましいので、負けても「楽しかった!」と言える機種や「頑張って!」と言えるホールで再開できればと思っています。まだ、東京は緊急事態宣言が解除されていないですし、営業自粛要請の最中なので、もうちょっと先のこととなりそうですが。それまでは我慢、我慢。

近所の憩いの場を存続させる応援とか、自分に対して大義名分が立つのでそういたいのですが。お世話になったから少しでも助けになれれば……なんて思える地元のホールはもう既にございません。居抜きで違うホールとなってそれも閉店。現在はコンビニエンスストアです。そこで爆買いをするのもなにか違う(笑)。

ということで、自粛期間が明けたら覗きに行きたいと思っているホールを紹介してみたいと思います。差し詰め“エア稼働”ということになるでしょうか。


まずは、名物ホール部門。

○ニューオオネ(神奈川県秦野市)
小田急線の東海大学前駅から徒歩1分。レトロ台の聖地として名を馳せたホールです。私が最初に行ったのは2006年。4号機以前の検定・認定切れ機種が撤去期限を迎えていた頃です。その機種たちはすべてなくなったものの、またコツコツと5号機を集め始め。昨年の5号機の検定・認定切れ機種の撤去期限で、再び注目されました。

このホールは、ノーマルタイプやそれに近いゲーム性が好みで。またまたコツコツと面白い機種を並べてくれそう。今回は、徐々に機種が揃っていく変化も眺めてみたいな。そう思っております。ただ、やや遠いので、時期は先になってしまうかな。


○グリンピース新宿本店(東京都新宿区)
新宿駅東南口から徒歩1分。元祖パチスロのデパートです。予備校生時代に3号機の『コンチネンタル』で1年通った想い出のホールということもありますが、サラリーマンを辞めた際、退職届を出したその足で『ニューパルサー』を打ったのが最大の衝撃。

当時、大量リーチ目タイプというか4号機自体、さほど好みではありませんでしたが、壁一面に貼られたリーチ目一覧に目を奪われました。これどうなんだろうと凝視しました。「4号機は違った面白さがあるんだな」そう思わせてくれたのです。これがなかったら、いまの私はいないかもしれませんね。


続いては気になる部門。

○BBステーション日暮里店
JR・京成の日暮里駅から徒歩1分。ここは、特に若かりし日の想い出などはございません(笑)。この自粛期間中、興味を持ったホールですね。地方のホールでは駐車場を開放して、やはり苦境に立つ近隣飲食店のテイクアウト販売を協力したところもありました(BBステーションは栃木県の田沼店・佐野店でも実施)。

しかし、駐車場のない都市型ホールでは厳しかろう。そう思っていたら日暮里店でも店頭販売が! 血眼になってさがしたわけではないので、ほかにやられていたホールがあったらすみません。営業自粛の協力や近隣店舗への気遣いなど、そういうことを含めて気になるホールを探す期間となりました。私だけかもしれませんが。


○カレイド下北沢店
小田急線・井の頭線の下北沢駅から徒歩1分。経営会社は同じですが、屋号が「下北レジャー」だった1991年1月にこのホールで初めてパチスロを触りました。改装をして昔とシマの構成は違っていますが「この辺りにあった」といまでも思い返すことができます。誰しも想い出の場所はあるはず。そこが長らくホールとして営業していることは、かなりのレアケースなのです。

この下北沢には、生まれてから24年ほど住んでいました。当時は5〜6軒ありましたが、現在は2軒のみ。ホールだけでなく、街自体のパチンコ事情も気になります。落ち着いたらレポートしてみたいですな。


最後は、こちらも忘れないでね部門。

○ゲームセンターRISE
○ノスタルジア
ゲームセンターRISEは、巣鴨駅から徒歩1分。ノスタルジアは、横浜市営地下鉄の桜木町の駅ビル内。

パチスロ・パチンコを置いているゲームセンターです。ゲームセンターといえど、当然の如く営業には大きな支障が出ております。営業再開しても、普通のホールよりかは売上も大きくないことでしょう。

検定切れや認定切れで撤去をしなくてはならないように、普通のホールで“歴史”を感じる機会は少なくなっています。パチンコ・パチスロを文化として守るには、このような歴史を学べる場も絶対に必要です。うーむ、ノスタルジアは越境でやや遠いから、やはり先になりますかな。


と、まあ。どうせ負けるのであれば……そんな視点でホールを選んでみましたが、もちろんのこと単にボランティアとして負けにいくわけではありません。低設定でも出玉率が高いなど戦えそうな機種を選んだり、迅速なボーナス察知を心がけるなど技術も駆使します。やるからにはベストを尽くす。その上で、楽しかった。負けた金額は楽しみの対価。そう思えるホール選びと機種選びをしたいというだけです。

もちろん、価値観は人それぞれです。新機種を打ってみたい。打てるなら……という気持ちも分かります。ただ、再開条件として越境を禁止されているところもありますし。必要以上の遠征は避けていただければな……と。感染対策に留意して楽しむ。これが“withコロナ”でパチンカー・スロッターの取るべき行動ではないでしょうか。


まだ再開していない地域でも、ちょっと待てばお近くのホールで打てるようになるはずですから。それまでは、行きたいホールを妄想するなど“エア稼働”で過ごして頂ければと思います。