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1月14日(月)数値化できなかったものを数値化する波をパチンコにも

2019年01月14日

新春のお喜びを申し上げます。
皆様おすこやかに新春をお迎えのことと存じます。
昨年は何かとお世話になりまして、大変ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。はい。

私、野球が好きでしてね(唐突)。
小中高と野球部だったもんで、その延長線上で生きているわけですよ。繰り返しバッチコーイと何も考えずに声を出して野球をしていたウン年前と、今の野球の大きな違いって、なんとなく表現されていた概念が数値化されて解析できるところだと思うんですよ。

投手の投げる球には「キレ」や「ノビ」などという言葉で表現される視覚的、体感的な感想があるわけです。この概念自体には古くから認識されていたものなのですが、数値化できないものでしたから「キレ」や「ノビ」の正体を解析しようがなかったのです。


2年くらい前の日本のオールスターゲームで中継に使われてましたが、現在ではほぼプロ野球全球団が高性能弾道測定器トラックマンを導入しています。スピン量や入射角など40項目が計測できる優れものでMLBでは最早、選手を評価する上での大きなファクターとなっているようです。

キレであればスピン量など、ノビであればリリース時の入射角の低さ…球持ちが良いという言葉もありますが、これはエクステンションというプレートからリリースまで距離を数値化することで長い短いということが明確に分かるようになりました。今まで球速くらい明確な数値化される基準がなかったところに新しい評価の基準が生まれたわけなので選手のポテンシャルの精査、トレーニングの方法も変わってきますよね。

何が言いたいかというと、パチンコの数値化できない部分で左右されることがまだまだ多いなということです。資料を作るときによく思います…( ;∀;)

そもそも載せられない数字も多々あり、例えばループタイプであれば時短込み継続率も大っぴらに載せてないメーカーも多いですよね。そうなると訴求力、説得力を持たせられる数字を提示することが非常に難しい……結局、シリーズ機であれば過去実績、他社の類似機種の実績くらいなもの。
金太郎飴かな?というくらい切り口をこれに頼らざるを得ない状況になってます。とにかく射幸性という部分にメスを入れて訴求したくても出来ないのですから、もっと視点を変えなくては突破口はなさそうです。

先述したトラックマンは、野球ではハイテク革命!!と持て囃されていますがゴルフをする人ならお分かりのようにどこのゴルフショップにでもあるシステムだったはずです。パチンコにおいても異業種の計測システムが案外役に立つってこともあるかもしれません。個人的には「打感がいい」「SE」を数値化、解析して「長時間遊技が苦にならない機種」を開発していただきたいものです。