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12月25日(月) 責任の所在
ワンワン!…いやもういいか。
ニャーニャー!業界の猫ことレタスです。
パチンコの新流通制度が2016年4月から始まりました。
超ザックリ言うと新台設置の際にメーカー(又は代行者)が立ち会って確認作業することが義務付けされましてね。ん?今までしてなかったのかって?パチスロは前からしてたんですけどね。パチンコは昨年からです…
で、なぜそんなことをするのかというと
「●をいじってるのはホールです!僕たち関係ありましぇぇん!」
ホールと無関係を装うためです!線引きです。
"設置するまではメーカーの責任"
"設置後はホールの責任"
責任の所在をハッキリさせるためのものです。もし警察に
「テメェ!諸元表と釘が違うじゃねえか」
と突っ込まれても、
「自分が確認した時は諸元表通りでした。その後にホールが動かしたのでは」
と罪をなすりつけられるんですねぇ。
【メーカーの責任】
新流通制度の本質は自浄というよりは警察に対する防御策、ポーズの面が否めません。
これは"風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律"に基づく許可産業の辛いところではあります。
が、ホールが貧乏くじ引いてる感が凄いあるんですけど…
減価償却もできないリスキーな商品を抱き合わせて売ったら売りっぱなしの投げっぱなしジャーマンスープレックスして罪は全てホールに負わせようとしてもホールはそれでも新台買うのです。
いや、ホールがメーカーから台買うだけを目的とした非営利団体ならいいですよ。そうじゃないでしょ?昔はいざ知らず、そもそも今のメーカーはホールにとって多大なる利益を生み出す存在でしょうか?
減価償却してからようやくホールは利益を貪れるスタートラインだというのに2017年は長期稼働に繋がったパチンコは片手ほどしかなく、どのスペック帯でも4週前後でその役目を終えてしまいます。
パチンコという特殊な商品は生活を快適にしてくれる家電ではなく、利益を出すことでしかその存在意義を保てない性質です。これではほとんどのメーカーのほとんどの商品が価値がない商品を生み出して売りつけていることに他なりません。
そりゃホールもヘイトが溜まりますよ。責任もナニも商品で迷惑かけてるわけですから。
最低限、減価償却が割と現実的な機械を提案することがメーカーの責任だと私は思います。
【高すぎる】
具体的には価格の高騰を抑えて安価でホールに提供することでしょう。
というか私が入社した頃は20万円を少し超えるくらいの価格が普通でしたけど今は定価で40万超えてきますからね。数機種ほぼ50万の機械もありますけど…
これが如何に現在のパチンコ市場にかけ離れている数字なのか考えないんでしょうか。ヘソ3個の旧基準ならいざ知らず、現行基準機のベースの高さを考えれば高騰する価格は旧基準より圧倒的に利益が上がらないので時代に逆行しているのは明白なのです。
が、メーカーは数が売れなきゃ単価上げたれの方にシフトしているわけです。部品原価の高騰?そりゃ仕方ないかな…とも思いますが、液晶クオリティを上げた?ド派手な役物をつけた?
いやいやいやいや…もういいからそういうの。
そういう部分で競争しないで長期稼働する価格抑えた台考えるべきじゃないですかね。そもそもレートすら下がって低貸を無視できない状況でも、ホール・お客様目線まで視点を下げずに昔の業界体質を維持し続けている。
減価償却
「いたしません」
値引き
「(大量購入しなければ)いたしません」
抱き合わせ
「やめません」
設置後の責任
「取りません」
結構な頻度で失敗してるのには理由があるのですが、直視せずに私は今日もホールを回ります。ホールの台の運用方法に問題はありますよ。その根源を探ってけばメーカーにも責任があるはずなんですけど、大っぴらにはなりませんね。
"責任の所在は明確。売った後は知らん"って話なら"価格含めた売り方に責任持てるのか?"
よく考えたいものですね。…あっ、ワタシ、メーカー側の人間だった!ニャーン。