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1月8日(月)歴史は繰り返す?
明けましておめでとうございます。年末年始は寝正月でした。おかげでなーんもしてません。ブヒヒヒ。
新年1発目は明るい話題で書いてくれと言われてるんですが…へへへへ…(察して)
さて、年末のあいさつでホールを回ってる時たまーに聞くんですが
「2020年まで我慢する」
みたいなことを言う人がいるんですよ。はぁ?としか私は思わないわけですが、2020年といえば…そう!東京オリンピックですね。この業界、規制と緩和を繰り返した歴史の経験則がこういう発想に繋がっているわけです。
【1964年東京オリンピック】
前回の東京オリンピックは1964年。誘致から開催地決定までの1950年代後半は風俗営業が非常に締め付けられました。
ちなみにパチンコ第一次黄金時代は1953年と言われおり、1954年には厳しい規制が入って約38000軒あった全国のホール軒数が半減してしまいます。
東京が開催地に決まったのが1959年。なので関係ないようにも思いますが、1960年開催のローマオリンピックの開催地誘致にも参加してるので無関係ではないと思います。その最たるものが1958年の売春禁止法でいわゆる赤線が姿を消すわけですが、要するに
「お客さん来るから部屋を掃除しよう。」
みたいな感じでしょうか。
この1960年代当時、オリンピック前で敏感になってるからか、都内ではデートスポットでカップルがイチャつくだけで公然わいせつ罪として一斉検挙されたそうですよ。景観を損なうという理由だそうですが…アホか。
【1998年長野オリンピック】
直近、日本で行われたオリンピックといえば今から20年前の長野冬季オリンピックです。
1998年近辺のパチンコ業界というと1996年がパチンコの市場規模が最大になったと言われているのですが、大きな内規変更がありました。
いわゆる「5回リミッター」です。翌1997年にパチンコは暗黒時代に突入しています。2回ループの高射幸性が行きすぎた感はありますが、これもオリンピックと無関係とは言えません。オリンピックも冬ですがパチンコも冬だったわけですね。
オリンピックが終わった1999年に5回リミッターは撤廃されてまた息を吹き返すのですが、共通認識として「オリンピック前にキツイ締め付けに合う」というのはパチンコ業界のDNAに刻み込まれているのでしょう。つまりオリンピック後には多少良くなるという希望的観測が経験則から生まれるのです。
【2020年…】
いやいや、オリンピックに向けてインバウンド頑張れや…と思われる人もいるでしょう。でもね、風俗営業の許可産業はやはりアホみたいに目立っちゃいかんわけですね。だから顔色伺いながら規制緩和を待とうという姿勢も否定はできないですよ。
ですが、これだけ娯楽が多様化してる中で90年代とは違いパチンコパチスロは「娯楽の王様」ではなくなっていることを自覚しなくちゃいけないのです。規制が緩和されただけでユーザーが増えるなんてことはないわけで、我慢しながらゲーム性やスペックを練り、来たる日を待ってようやくスタートラインかなと思います。
私はなんというか、広い意味で市場規模は縮小していくんでしょうが、その分深く潜っていくような市場…マニア向けになっていくのではないかと思っています。パチンコパチスロのゲーム性はより深く考えられたものになっていくのではないでしょうか。
2018年は目が飛び出るような変な台を期待しつつ、今年も変な文を書きますので何卒よろしくお願いします。