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2月19日(月)スペックの新しい切り口

2018年02月19日

ウィィィス!!!
…ああすいません…レタスです。どもども…

私、お恥ずかしながらこの業界に入るまで、パチンコの仕組みをロクに理解しておりませんでした。
色々教わって学んできましたが、極端に容量の少ない私の頭脳では未だに理解の追いつかない部分が多々あります。というか、全然分かりません…

パチンコは様々な部品が組み合わされている製品ですが、その中でも一番重要なのは「主基板」です。(パチスロもそうだけど)

主基板とは何ぞやと言いますと

イ「主基板」とは、遊技の結果に影響を及ぼし、又は及ぼすおそれがある機能を有する基板で、配線を相互に接続するための電子部品のみが装着されたもの以外のものをいう。
「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」より引用

………?(意味わかんねぇ)
ま、まぁ…ザックリ言うとヘソに入賞した瞬間に「大当り抽選」と「変動秒数」を決めてるのが主基板です。演出を決めたり、液晶表現は変動秒数をもとに他の基板が担当しています。

主基板はパチンコの心臓部というか脳というか…とにかく最重要なのが主基板でして、非常に厳格に管理されています。パチンコは不正改造などされないよう、されても特定できるように移動の履歴を管理しているのですが、主基板の番号もそのひとつです。

私は開発ではないので、主基板は16ビットの符号なし整数型で0-65535の値の範囲で…と言われてもさっぱり分かりません。え、営業に必要ないし…

なんの話がしたいかと言うと、出玉に関する抽選は全て主基板が担っているということです。

【時間管理型パチンコ】
ループ、ST、1種2種混合、小当りRUSH…様々なスペックが混在する現代において、いまだ未開…いえ、チャレンジスペックはリリースされてはいますがまだまだ成熟していないスペック、それは時間管理型のスペックです。

STやループでもない、秒数の長さで球を増やすという概念は変動秒数を主基板が担っているので十分干渉できますし、まだまだ未開なのです。
これを実装した最初の一台というのがSANKYOの「CRF.蒲田行進曲」だったと記憶しています。根幹となる部分は「特図1特図2の同時変動」の実現でしょう。

「蒲田行進曲」はザックリ言えばSTタイプなのですが、見た目上、一定時間ヘソ(特図1)が回らず、その間に電チュー(特図2)をガンガン回そうぜ!というスペックです。(電チュー優先消化でいいじゃん…)ま、まぁこの時はオマケ要素としての搭載でした。

その後「牙狼桃幻の笛」「マジェスティックプリンス」がリリースされましたが、基本的には特図1の変動秒数を長く取ることで、出玉に関する抽選に干渉させるフォーマットは出来てきました。

「蒲田行進曲」は左打ちなので、特図1が溜まっている状態を維持されますし「桃幻の笛」「マジェスティックプリンス」は右の機構で特図1が入賞する仕様(入賞口は3個まで付けれるので右にもヘソがある感じ)です。

つまり、特図1の変動秒数が出玉増加のトリガーでありストッパーであるということです。

【切り口を変えていくしかない】
秒数で表示されたものがユーザーに継続率をすぐに想像させるものではありません。これまでの65%ループや継続率65%の100回転のSTというようなものとは、一線を画す存在です。

見た目上は回転数に継続率が依存するものではないですし(打ち出せる玉数が1分間に100個なので、依存してるんですけどね…)無限の可能性をユーザーに感じさせますね。これは。

ホールからしたらどう運用するのか訳がわからないとか、弊害もありそうですが、新しい切り口と人柱の上に名機は産まれます。

新基準では出玉を削られ、何をユーザーに訴求していくのかというと質の高いゲーム性なのではないでしょうか。一つの切り口として成熟していってほしいものです。

見てないでしょうが開発の皆さん、がんばれがんばれ!