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4月23日(月)営業マン不要

2018年04月23日

【転送情報】という類のチェーンメールならぬ、チェーンLINEが飛び交うパチンコ業界。まだ見ぬ機械のスペックなんかが載ってます。

その中で某社某機種(この夏の大本命)のスペックが漏れ伝わってきましたが……断定できませんがこういうのってメーカーが漏らすのか、販社が漏らすのか。

パチンコは関係なく最前線のマーケティングとは、芸能人がステルスマーケティングでプロモーションするよりも、圧倒的に一般人の口コミの方が強いと言います。

今回、意図的にスペックを漏らすことで業界人の口コミで話題となり機械の期待度を上げてセールスに繋げる。いやー最前線を行ってますね。

しかも「機械性能を盛った」嘘スペックだったことがわかり、私のような底辺では考えも及ばない素晴らしく悪質な手法だなぁと感嘆しました。

さらに、欲しくなくてもその前にリリースされる機械を購入しなくてはならないという共通認識が早くもホールに浸透してますね。凄い。

●●●●●●●のことだぞ。

【未曾有の危機的状況でも】
最近、絶版になった漫画が読めるアプリがありまして(漫●村ではない)、「田山憲幸パチプロ日記」を読みました。

中盤に田山プロが就職→やっぱりパチプロに戻るところの昭和53年(1978年)頃の話で

「最近はセイガクがテレビゲームに行っちゃって…」
※セイガク→学生

という描写があります。

私はパチンコが危機的状況に陥った時期というのが過去3回あったと思うのですが、その1つがこのテレビゲーム、つまりインベーダーゲームブームによる客離れです。

1970年代のパチンコは、まず座っての遊技ができるようになり、電動ハンドルが普及し、1977年には遊技人口3000万人突破と追い風が吹いていたようですが波に乗りかけた時にインベーダー、まさに侵略者の襲来です。

子供から大人までインベーダーゲームに熱狂した時代、特に若者のパチンコ離れは深刻だったようで廃業、転業したホールが相次ぎました。とは言ってもブームの終焉と1980年のフィーバー登場で息を吹き返すのですが。

もう2つの危機は何かというと昭和29年の「連発式禁止」、平成9年の「5回リミッター規制」でしょうか。3回中2回はホール軒数1万軒を切る大打撃を乗り越えて来た歴史があるのです。

さて、現在は暗黒とも言える平成9年からの5回リミッター時代と比べ、4円パチンコの稼働は半分以下に落ち込んでおり、パチンコ業界は未曾有の危機的状況にあるのは小学生にもわかる話なのですが、まーだ●●販売が跋扈しているのはどういうことでしょうか。

この状況を理解してないのか、はたまたお金が捨てるほどあるのか、付き合うホールが5年前ならいざ知らず、いまだ存在することがよくわかりません。まだ続けるというのはとても素晴らしい、喉から手が出るほどの商品を市場に提供していることに他なりません。いやー!!

まあ、そんなことはあるはずもなく、機械代の回収もままならない機械をメーカーは垂れ流し続けてるんですけどね。ええ。

【極論】
ホール側としては売上も下がり、利益も下がっているわけなので健全な財務状況を維持するためにはローコストオペレーションに移行して然るべきです。支出を抑えるということですね。玉箱を無くしてパーソナルに変えて人件費を抑えることなんかまさにそうです。

第1回のコラムにも書いたとおり、新台を入れるメリットが希薄になりつつあるとはいえ合法的に新台入替という形で広告を打てて、且つ初期稼働に期待できるという点は魅力的なのでしょう。だから●●をしても買うだろうとは、なんともお客様のことを考えていない商売だと思います。

メーカーは40万円がデフォの機械代を抑えようとは考えていないように感じます。台数売れないなら単価上げてやろう精神です。

減価償却できない大きな原因にそもそも機械が高すぎるという点があります。

極論ですが、ネット通販に切り替えて営業マンゼロでも今の世の中、できないこともないのです。機械代が3万でも5万でも下がる日は来るのかもしれません。これで機械代が下がるならその方が業界全体から見たら良いのは間違いないです。

システム構築の費用や時間を考えれば、まだ先かとは思いますが、営業マン不要の時代も間違いなくやってきますね。これは。