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12月17日(月)2018レタス的パチンコオブザイヤー

2018年12月17日

うぃぃぃぃぃす!レタスです。2018年も終わりますね。今年もたくさんの機種がリリースされました。新規則への転換点ではあるものの、考えてみると未だ2015~2016年にリリースされた機種がメインに鎮座しており、常に上位互換の旧基準機が目の上のたんこぶ…そんな現状で今年リリースされた機械はなかなか結果は出しづらいでしょう。

日遊協の遊技機アワードという茶…失礼、表彰は6月なのですが毎年この時期に各媒体でパチンコオブザイヤー的な表彰がありますね。ファン投票のような形式を取っていますが半ば形骸化してるように感じます。単純に投票数が少ないんでしょうけど。

今年は何が良かったかという話になると、ファン目線なのか、はたまたホール目線なのかメーカー目線なのかで全然違いますよね。今回はレタス目線で2018年パチンコオブザイヤーを語りたいと思います。

ということで2018年レタス的パチンコオブザイヤーは…………

CRトキオスペシャル(アムテックス)

です!おめでとうございます!パチパチ

【選考理由】
私は結構拗らせている羽根物ファンであります。ちょうど1年前のコラム「ちょいパチは業界を救わない」(http://www.pachibee.jp/ivent/view/640)でも述べていますが、

『役物比率の関係上、現行内規で所謂羽根物タイプが作れないので2016年5月のサンダードラゴンを最後にリリースが止まってる現状…。遡れば2004年に種別撤廃した時点でいつかはこうなる運命にあったのかも知れません。』

つまりもう羽根物は作れないんだ…という絶望のマインドに世界3億人の羽根物ファンが陥っていました。規制が羽根物の根幹である部分を否定しているのです。役物比率をクリアにするためには羽根が開く確率を重くする方へシフトするしかないのか…それって「CR南国育ち 羽根」だよなぁなどと考えていました。

この2018年の世にアムテックスがまさかトキオシリーズの後継機をリリースしてくれるとは思いもよりませんでした。
トキオスペシャルと従来のトキオシリーズとの違いは、サブちゃんと同じように羽根とアタッカーが分離型となったことです。羽根物の根幹とも言える「羽根開放=1R」、大当りを始動させる装置とアタッカーが同じ機構は、やはり現行基準では厳しいのです。羽根入賞の賞球を減らすためにも分離型にするのはベターな判断だったと言えるのではないでしょうか。新しい仕掛け(リフト)も賛否両論あります。が、例えば「リフトに球が2個乗る」など熱くなれる部分を分かってくると単純にこの機械は良い羽根物だと思えて仕方ありません。

羽根物は宗教です。非常に偏った好みの中にさらに複雑な宗派があります。未だにトキオスペシャルを認めることなく、トキオプレミアムを礼賛する「プレミアム原理主義」も多数存在するのです。これだけパチンコにも様々なスペック、ゲーム性が存在するのですから羽根物にも多様性を認める寛容な心を持っていただきたいと思います。

内包する矛盾すら乗り越えてコンテクストを形成するかの如く、2018年の世に蘇った羽根物トキオスペシャルにレタス的パチンコオブザイヤーを贈ります。おめでとうございます!!