pachibee
動画検索

4月29日(月)通常ベース制限の撤廃まで来ましたか…

2019年04月29日

最近、何かと話題となるのは通常ベース制限の撤廃なんですよね。

3月20日にぱちんこ遊技機の内規が一部変更されました。目的は「のめり込み」対策で、これにより多種多様な遊技機の開発ができる、とのことで内容は以下のとおりだそうです。

○通常のベースの制限は廃止
○スタート、電チューなどの賞球数の制限は廃止

型式試験申請は2019年5月1日からで、大当り確率、最小出玉、出玉総量、アタッカーの開放時間についての変更はないようです。

継続率65%が撤廃、継続率82%の機種が市場に投入され始めた最中のニュースに驚きました。
見方によっては……というかほとんどの方が
"規制緩和"
という捉え方をされると思います。私もあれだけ重くのしかかっていた通常ベースの制限がこんな簡単に撤廃されるのかよ、というのが本音です。性能表示モニターとかそういうのどうすんの…?運用始まっていきなり形骸化かよ…とか色々考えるんですけどね。

どんなに早くてもベース撤廃の機械がリリースされるのは秋口、1発目から完成形が出ることはないでしょうから来年にならないと評価も何もないと思いますけど、どうでしょう?

"のめり込み対策"でベース撤廃というのも、世間に跋扈する自称?依存症専門家の方々から批判が殺到しそうなものなんですが大丈夫なんでしょうか。第三者が焚きつけなければそもそもパチンコに詳しい人がいないから大丈夫そう。

ベース担保というありがた迷惑な内規はとても重い足枷だったんですけど、良い面もあった……あったよね…?概ね射幸性を低下させることには成功したとは思うので。

今後、旧基準のような低ベース!1/319!オール1500個!85%継続!みたいな機械が乱立するかと言われればそんなことはないでしょう。結局出玉性能の大枠は変わりませんので…特にミドル帯はベースが変わったイコール出玉に寄せられるという安易な回答にならないと予想されます。
大枠が変わらない以上消化がやたら遅くなるとか遊技感に関わる「歪み」が生まれますから。

誰もが予想している通り、恩恵を享受できるのは甘デジや電役…この辺でしょうか。羽根モノも…という人もいますけど羽根モノこそ高ベースにしておかないと、と自分は思いますので。
馬鹿正直にベース0で作られても困りますが、甘デジに関しては色々遊技性の幅は広がりそうな気は誰もがしている…そんな感じですかね。

"多種多様"な解釈で色んな機械が開発されるのであればそれに越したことはありません。来年の春……そのくらいには今では考えもつかない面白い機械が世に出ている、そんなこともあるかもしれません。

店舗数は増えることがなく、縮小していくだけの傾斜…失礼、斜陽産業だし、卑下され、疎まれて、批判されるだけなんですけどね。栄枯盛衰、30年近く良い時代を謳歌した代償は抱き合わせやらなんやら負の側面を自浄するウン10年であり、そこを粘り強く生きていかないといけませんね。

 

【お知らせ】「現役メーカー営業マンの本音!地獄の営業日報」は今回で最終回となります。約1年半、ご覧いただきありがとうございました!