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パチスロサミット2019

2019年10月15日

9月28日にベルサール秋葉原で「パチスロサミット2019」が開催されました。うっかりお呼ばれしたので、今回はその模様をお届けしたいと思います。

その前に。そもそも「パチスロサミット」とは? からですね。さまざまなライターさんが挑戦するクイズ企画や、パチンコ関連の“ゆるキャラ”が繰り広げる椅子取りゲームといったステージ企画に、まだホールに導入されていないものも含め、多くの最新機種の試打フロアあり。まさにパチスロの祭典となっています。

どのあたりが“うっかりお呼ばれ”したかと言いますと。普通(?)のライターさんは、いろいろと引っ張り凧でしたが、私の出番は業界系クイズの解説くらい。ええ、前回(2017年)も私はクイズの出題側でした(笑)。出演者のバックヤードと試打コーナー、そしてメーカーの方も多く集まる喫煙所をグルグルと回っておりました。試打コーナー楽しそうだったなあ。私もいろいろ打ちたかったなあ(ファン優先なので遠慮しました)。
↑試打コーナーには最新機種がたくさん!

さて、困った。パチビー編集部からは「裏話いいですね」と言われていましたが、フラフラした挙げ句に持ち前の人見知りを発揮。パチスロ業界の人や版権の移籍くらいしか聞いておらず。さすがにそれは書けません(笑)。

ということで、私が解説役で出させていただいたステージ企画の話でも。普段から仲良くさせてもらっている芸人のハニートラップ梅木さんが大活躍しすぎて、あまり解説せずに終わってしまった問題もあるものでして。

あくまでも解説役。私が作った問題ではありませんが、唸らされる問題もありました。まず、問題のみを掲載しますね。


Q1)パチンコ店の営業時間は都道府県によって異なりますが、全国で一番長く営業しているのはどこでしょうか? 補足しますと、通常営業の長さです。年に一度だけお祭りなどに合わせてと言うのは除外します。

Q2)6号機のAT機は旧基準機に比べて、非常に遊びやすくなっていますが、それは主に何が大きく変わっているからでしょうか?

Q3)パチスロの設置台数が一番多いのは東京都ですが、人口100人あたりのパチスロ設置台数が一番多い都道府県はどこでしょうか? パチンコの設置台数は含みません。

Q4)6号機で復活したAT機の1Gあたりの純増枚数が最も高い機種は? また、その機種の純増枚数は何枚?

スクロールすると、回答&解説編へ。


Q1)パチンコ店の営業時間は都道府県によって異なりますが、全国で一番長く営業しているのはどこでしょうか? 補足しますと、通常営業の長さです。年に一度だけお祭りなどに合わせてと言うのは除外します。
A1)宮城県の8:00〜24:00

イレギュラーなものは、三重県の大晦日から元旦の三重県ですが、通常営業が最も長いのは宮城県になります。営業時間は各都道府県の条例によって決まっています。基本は日の出から24時までという考え方。愛媛県・高知県・沖縄県が9:00〜24:00で宮城県に続きます。

ここでスペシャルな回答を出してくださったのが、バイク修次郎さん。宮城県の中でも“石巻市”と特定されました。石巻市は朝7:00から営業できるのだとか。地元の漁師さんのためだそうです。流石、全国を回っていらっしゃる! 用意された回答を越した瞬間でした。


Q2)6号機のAT機は旧基準機に比べて、非常に遊びやすくなっていますが、それは主に何が大きく変わっているからでしょうか?
A2)50枚あたりの回転数(ベース)が高くなったから

おおう。その通りなんですが、実は5.5号機からATやARTタイプのベースは高くなっていました。いわゆる“押し順ペナルティ禁止”です。その後、ボーナス込みの純増が1Gあたり2枚以下へと規制され、AT機を作る意味が少なくなったので、6号機になってから再び脚光を浴びています。

出玉の下限も細かく決められたので、AT機以外でもベースは上がる傾向にありますが、大都技研から予定されている『PYRAMID EYE』は50枚あたり約22Gだとか。まだ6号機時代は始まったばかり。これからもいろいろな機種が出てくることでしょう。


Q3)パチスロの設置台数が一番多いのは東京都ですが、人口100人あたりのパチスロ設置台数が一番多い都道府県はどこでしょうか? パチンコの設置台数は含みません。
A3)鳥取県の100人あたり1.88台

妻が鳥取県出身なので車を走らせることもありますが、ホールが多すぎるとも、超大型店ばかりとも思ったことはありません。ええ、単純に人口が少ないのは実感します。2019年1月1日時点で56万人弱。東京都では板橋区よりも少ないのです。

そのほか、人口比の設置台数が多い県は、鳥取県と微差で大分県と宮崎県。この2県はパチンコの設置台数も高く、そもそもパチンコ・パチスロが盛んと言えます。ちなみに。人口比のパチスロ設置台数ワーストは奈良県。パチンコは沖縄県となっています。


Q4)6号機で復活したAT機の1Gあたりの純増枚数が最も高い機種は? また、その機種の純増枚数は何枚?
A4)『Re:ゼロから始める異世界生活』の1Gあたり約8枚

司会の嵐さんが、機種名を略さずに書いてと難易度をちょっぴり上げたところ、全員が“ゼロから始まる”と書いてしまう始末。ええ、リゼロで通じますから仕方のないところかもしれません。

5号機までは、最も甘い時期でも純増は3枚以下でしたからね。純増8枚とか、4号機中期、15年ちょっと前まで遡らないといけません。しかし、リゼロの記録も風前の灯です。このパチスロサミット2019でお披露目されていた『パチスロ ルパン三世 イタリアの夢』は1Gあたり約9枚純増とのこと。打ってみたかったなり……。


いまの規模が小さいというわけではなくて、こういったお祭りはドカンとやるべきだと思うんですよね。パチスロだけでなく、パチンコも合同にするとか。

2002年までは「パチンコ・パチスロ産業フェア」というのが、2年おきに開催されていました。私は最後の2002年しか行っていませんが、幕張メッセで超大々的に開催されたものです。ほとんどのパチンコメーカーに、ほとんどのパチスロメーカー。それだけではなく、ドル箱を作っている会社など、周辺産業のブースも多くありました。

当時は業界人だけの入場(それでもホールの方々もくるので凄い数)でしたが、一般開放デーも作れば、ファンサービスにもなりますし、SNSなど多くの情報発信をしてくれることでしょう。さらに集まる人が多ければ、一般メディアからも好意的な報道を期待できます。もちろん、変な射幸心の煽り方をしてしまうと叩かれるでしょうけど。

いや、楽しかったから単にまた行きたいだけなんですけどね。配られまくるノベルティを段ボール3箱で自宅に送りましたとも(笑)。遊技人口の減少を食い止めるのは、こういった笑顔の積み重ねです。