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2024年04月22日

リアルボーナス機“冬の陣”

2020年11月15日

高純増ATで当てるには三戦突破しなければならない。そんなゲーム性に食傷気味の方も多かろうと思います。

今でこそ、リアルボーナスのないAT機が普通になっていますが、古くからこの業界にはあるオカルトがありました。「ちゃんとしたBIGのない機械はヒットしない」と。

62万台と歴代1位の大ヒットとなった『パチスロ北斗の拳』が発表される際にも、このようなことを言うホールの方が多かったりしましたが、その方のお店を見てみると『ミリオンゴッド』が結構な台数あったりもしました(笑)。

それから15年。今ではリアルボーナスの付いている機種のほうが軽視されている気がしてしまいます。どのホールにもジャグラー系が結構な台数あるのに。

AT機もリアルボーナス機も、それぞれに良さがあります。液晶演出を魅せるのであればAT機。抽選の当否を数ゲームに渡ってドラマチックに見せることができます。それに対してリアルボーナスの良さは、一発抽選・即時決着の醍醐味です。

レギュレーションの関係で、どちらのタイプが出玉面で有利か不利かはあります。6号機では圧倒的にリアルボーナス機は不利です。では、世の中がAT機ばかりになって良いのかと聞かれれば答えはノー。ノーマル機ばかりになって良いのかと聞かれても答えはノーなのです。どちらもあれば選ぶことができますもんね。

しかし、6号機の新台はAT機ばかり。そんな現状を打破すべく、この冬はリアルボーナス機の導入が相次ぎそうです。良いことです!


 
「アイムジャグラーEX(2020年)」(北電子)
まずは2020年12月14日に導入予定の『アイムジャグラーEX(2020年)』(北電子)から。もちろんのことノーマルタイプ。今年の1月に発表されたもののコロナ禍もあって発売が延期となっていました。

6号機ということもあってBIGの純増枚数は約252枚ですが、通常時のコイン持ち・ボーナス確率・出玉率はアップ。ちょっと打ってBIG即ヤメという打ち方をする場合のみ交換額は少なくなってしまいますが、長時間楽しみたい方にとっては歓迎できるスペックとなっています。あと、チョロ打ちで引けなかった時の負け額も低減しますね。

リール配列は中リールの赤7とBARの数が変更されましたが『マイジャグラー』や『ゴーゴージャグラー』シリーズと同じなので、違和感を持つ方は多くないでしょう。なぜ赤7を1つにしなければならなかったという話は長くなるので割愛させていただきます(笑)。



「ひぐらしのなく頃に 祭2」(オーイズミ)
続いては2020年12月21日に導入予定の『ひぐらしのなく頃に 祭2』(オーイズミ)。時が経つのは早いもので初代から10年が経ちました。システムはボーナス+ART。超ザックリ言えば“ポスト・ディスクアップ”。目押しで勝てる機種となります。

同色BIGは純増約202枚。異色BIGは純増約160枚と6号機なので少なくなってしまっていますが、純増が1Gあたり約1枚の完走型ART突入となるので、枚数の見栄えというか楽しみがしっかり補填されています。そのART突入時のゲーム数と、転落時の次回CZまでのゲーム数は目押しの正確さによって変化するのが最大の特徴です。

ボーナス終了後などに滞在するCZではベルが入賞すればARTに。この際の目押しに成功すれば50G、失敗すると30Gの完走型ARTに突入します。このCZで転落リプレイが入賞すれば通常ゲームへ(ARTの権利を持っていれば転落を回避するナビが発生)。この際の目押しに成功すれば、次回CZが200G後に。失敗すると400G後となってしまいます。

というように、難しい部類の機種に属することになります。この説明では端折った部分も多いので、打つ前にはいろいろと情報をチェックしましょう。

あと触れておきたいのが、通常ゲームの中押しです。10年前の初代が人気だったのは目押しで勝てるだけではなく、成立役を特定していく過程も絶賛されたことが大きいです。白7狙いは初代を、青7狙いは『うみねこのなく頃に』を継承しています。そのようなこともあって『ディスクアップ』と同様にART機というよりはノーマル機のような分類になるかと思います。



「S Lucky海物語」(SANYO)
年をまたいで2021年1月12日に導入される『S Lucky海物語』(SANYO)はノーマルタイプ。実は密かに凄い機種なんです。BIGは6号機のリアルボーナスとしては現時点で最高峰の約260枚。6号機なので50枚あたり40G程度は回るはずです。もうこれだけで期待しちゃいたい!

演出面もゴチャゴチャし過ぎていなくて、私は好感を持っています。若干、リール配列が年配層に優しくない(中・右ともスイカを取りこぼす可能性あり)ところはターゲットとなるユーザー層にマッチしていないような気もしますが。魚群フラッシュが発生しないとスイカはないようですし、まあ良しとしましょう。

ということで、スイカの目押し頻度を減らせそう。「BAR・ベル・スイカ」という『ハナビ』チックなリール配列もあり。“当たった時にどういう出目になるのかな?” なんて興味も持たされております。ノーマルのゲーム性は好きだけど、難しすぎる目押しはシンドイ時も。そんな老眼世代に向けた機種となりそうです。ええ、私のことです。


「パチスロ頭文字D」(サミー)
最後に登場するのは、同じく2021年1月12日に導入予定の『パチスロ頭文字D』(サミー)。システムはA+純増2.5枚のAT。これをリアルボーナスと表現して良いのかちょっと微妙な感じもしてしまいますが……。

リアルボーナスとATの融合で、AT中はリアルボーナスの確率がアップするという触れ込みになっていまして。リアルボーナスの確率は一定でなければなりません。つまり、AT中以外は何らかの形でボーナスを抽選しない区間を作っていることが伺えます。AT機を作る際に“ゼロボ”や“減るボ”を入賞させるのかしら? などと個人的に超気になっている機種だったりします。

いや、確率が上がるのは擬似ボーナスとかであれば、なんだ『スーパーブラックジャック2』(ネット:2015年)ねとなってくれるのですが(笑)。

いずれにせよ論じるのはまだ早い(というか、私もまだ打てていない)ですが、リアルボーナスとATが融合したゲーム性で技術介入も求められないっぽいので、そのようなゲーム性が好きだ?っという方もいらっしゃるかと思います。このワクワクは『パチスロ1000ちゃん』(オーイズミ)以来かしら。


ボーナスの枚数が減ることとなった6号機でもようやくリアルボーナス機が増えようとしています。『アイムジャグラーEX』や『S Lucky海物語』のような王道だけでなく『ひくらしのなく頃に 祭2』のようなARTを絡めての技術介入を前面に出した機種あり、『パチスロ頭文字D』のような超変化球も!?

これからハズされる5号機は100万台近くあり、そのうち約半数はリアルボーナス機と言われています。それらを埋めるのは大変だと思っていましたし、まだまだ大変なことには変わりありません。それでも一筋の光が見えたような気がしております。

業界縮小が叫ばれている昨今、AT機を打つ人だけでは成り立ちません。ノーマルを好きな人だけでも成り立ちません。みんなあってみんな良い。そんな2021年となることを願っています。って、既に年末の締めみたいな感じになってしまった。来月は恒例の企画の予定です。


©KITA DENSHI
©竜騎士07 / 07th Expansion
©SANYO BUSSAN CO.,LTD.
©しげの秀一/講談社・2014新劇場版「頭文字D」制作委員会  ©しげの秀一/講談社・2015新劇場版「頭文字D」L2制作委員会  ©しげの秀一/講談社・2016新劇場版「頭文字D」L3制作委員会  ©Sammy