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2024年04月22日

角台を研究してみる

2021年07月15日

年々、数少ない勝ち組ホールと多くの負け組ホールという図式になる傾向がより強くなっていると感じているのは私だけではないかと思います。

もちろん、勝ち組ホールであり続けるための苦悩などもあるでしょうが、閑古鳥が鳴くことになってしまったホールが、ここから巻き返すのは容易なことではないと想像もできます。そもそも新機種を揃えたり、出玉の大盤振る舞いができるような経営体力が残っていないでしょうし。

そのような負け組ホールを見て、我々打ち手はどのように思うでしょうか。「高設定に期待できそうにないから打てない」と、なる方が多いかと思います。では、数少ないお客さんが快調に出していたらどう思うでしょうか。隠れた優良店を発見!? サクラ疑惑!? いずれにせよ、少しは打つ方向にベクトルが触れるでしょう。


新型コロナウイルス感染症の影響もあって、行くたびに「お久しぶり」な感じとなっている私ですが、大事にしていることがあります。ホール(パチスロコーナー)に入っての第一印象です。

釘などの気配で期待収支がある程度分かるパチンコと違って、パチスロは完全なるブラックボックス。打っている人の気配や出玉状況から察するほかありません。

導線など見せ方の大事さは、以前にも少し書きましたが、もうちょっと概念を分かりやすく・・・なのかな。バラエティコーナーとかすっ飛ばして、角台を中心に考えてみたいと思います。好きな座右の銘は「角台に座って安くツケろ」です(そんなものない・笑)。


○角台の見せ方が大事

ベタベタな例ですが。ほぼ初見のホールに入って、パッと見える角台が全滅していたらどう思いますか? 「このホールは内側の台が強いんだ」とはなりませんよね。むしろ、皆殺しにされているかもという恐怖が先に立ちます。なぜなら、その時点で内側の台は見えていませんし、なんなら内側の台がピンポイントで爆裂していたら、それこそサクラを疑います(笑)。

ダメなホールって、そもそも角台からしてダメなのです。

そのようなホールに限って「内側にはお宝台もあったのに」なんて言うわけです。稼働しなかった高設定台は、ないのと一緒です。設定シートなどの帳簿には、景気の良い数字が記されるのでボッタクっている雰囲気は薄れますが、結果的にユーザーから見れば“高設定のないホール”で終わるのです。再び来店してもらえないと思ったほうがいいかもしれませんね。

「角台より、角2でしょ」なんてことを思う方もいらっしゃるかと思います。それは応用編なので、ちょっとお待ちください。概念としての角台です(笑)。


角台がダメ(遊べる率が低い)というホールは、普通に見かけるかと思います。角台は座られやすいので、設定は低めで構わない。20年近くも、それがセオリーとされてきました。繁盛店の成功事例ってやつですね。私は、これが格言のように一人歩きしてしまったと考えています。ケースバイケースであることを忘れ、過程は無視して最終的な成功事例を真似する。残念ながらそれが多い業界でもあります。

内側の台もしっかり稼働して、良い台も見つけてもらえる繁盛店であれば、角台は控えめにするのも良いでしょう。大半は「このホールで遊技する」と決めて、隅々まで観察することが前提で入店している人々だからです。よく通う人たちだけ「ここの角台はダメだから」と避けられるのもアリでしょう。

しかし、過疎店は立場が違います。内側の良い台を打ってもらえる保証はありませんし、何よりもほかの候補店の中から選んでもらえるように、良い部分をアピールしなければならない立ち位置です。全力でベタをやる必要があるんです。・・・と、書いて思いました。もういまは「角台を避ける」ほうがベタなのかと。


○単純ではなく、裏の裏をかいているつもりです

大昔、角台は出る傾向にありました。低交換率の営業で優良台を豊富に置けたと言うのもあるかもですが。理由は簡単。いわゆる見せ玉効果ですね。

シマの中央の台が噴いていても、その機種に興味のある人くらいにしか見えません。しかし、シマ間の通路だけではない角台だったらどうでしょう。「今度入った新機種は出るね。次に打ってみるか」「このホール出しているね。ちょっと遊んでいくか」そんなことを思ってくれる人も増えるわけです。どちらも同じ出玉としたら、広告効果・費用対効果が大きいのはどちらでしょう? もちろん、角台です。

これがすっかり定着し、裏をかくように「角台は避けよ」となったわけです。なので、私がいま「角台を出そうよ」と言っているのは、裏の裏をかいていることになります(笑)。


資金力に乏しくて、見せ球効果を最大限に引き出したいのであれば、角台でしょう。座ってもらえる可能性が高いほど埋もれる心配もありません。

その先ですよ。「角台だけ稼働して困るんだけど」となってから。角台と似たような見せ玉効果のある台を探していくこととなります。


ホール(パチスロコーナー)に入っての第一印象が気になると書いたのは、まさにそれ。いつもは角台がまあまあなのに、その日に限って弱いとかもあることでしょう。何より、毎日が角台なら常連のお客さんにとって簡単すぎます(笑)。

パチスロコーナーが階違いだった場合、階段を上り下りしながら見える光景が大事。そこから見える台たちは、角台と同等の見せ玉効果があることになります。多くの人が使う導線ですからね。ただ、座られる率は少し落ちるので、埋もれるケースも出てきそうですけど。


最初は、角台のように分かりやすい概念かもしれません。そんな初見さんへの対策を続けながら、常連のお客さんには中程の台も座ってもらえるような施策が必要となってきます。このときも導線は役立ちます。景品カウンター・トイレ・喫煙室・自動販売機など、多くの人が通るであろう場所ですね。

もう既に入店して遊技しているのですから、導線の近くのシマでは角台である必要はありません。むしろ中程の台が良いと思っています。

まあ、こういうのはケースバイケースなので一概には言えませんが、ホールの方々も遊技者の目線で歩いてみると新しい発見があるかもしれません。

そのホールの椅子の座り心地を最もよく知っているのは、そこに通う常連のお客さん。その次に知っているのは、釘を管理するスタッフ。普通のスタッフは、ほとんど知らないでしょう。「椅子の座り心地、スタッフ知らず」そんな座右の銘もありますからね(やはり、そんなものない・笑)。