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Back to the Future

2017年04月15日

皆さん、こんにちは。佐々木真です。

新年度が始まり、生活環境が変わったという方もいらっしゃることでしょう。私のほうは、パチスロを打って、パソコンに向かってカタカタ。もう17年も変わらず過ごしています。

気が付けば、17年経っていたという感じですかね。時間の経過をあまり感じないんですよ。打つ機種が変わるじゃないかって?



導入予定をふくめると、大手4社からはシリーズの後継機ばかりが出てきます。そんな原稿ばかり書いていると、年月の経過がわからなくなるもの。老眼だの腰痛だの・・・・・・体は嘘を吐きませんけど(笑)。

しかし、歴史を感じますね。これにCT機と大量獲得機。あと『北斗の拳』『吉宗』があったら、ほぼ4号機の流れを網羅したことになります。


私がこの仕事を始めたのは『タイムクロス』のウィンちゃんと同期の2000年。三十路を迎える頃でした。インターネットで知り合った方から「私の番組に出なさい。知り合いの雑誌も手伝って!」と言われるがまま・・・・・・。

ただ、自分の人生でムダがなくなるとは思いました。大学は、文学部国文学科。その大学と短い会社員の前後に計5年間、パチスロで履歴書に穴を空けているんです。これらがプラスになるのは、この仕事しかありません(笑)。

浪人生時代はさておき。会社を辞めた後は、俗にいうスロプー生活を謳歌していました。ノーマルばかりの時代。手順を作れる、自分で計算もできる。これが大きな武器となりました。

だって、6枚や7枚交換が中心。そんなにホールを選ばずとも高設定台がある時代だったんですもの。

正直なところ、雑誌編集を始めて収入が激減しました。パチスロの知識と引き換えに“雑誌の作り方を習う”のが目的だったので、覚悟の上ではありましたが。というより、打って大きな収支を出すことに限界も感じていました。

CT機や大量獲得機といった射幸性の上昇。台読みに適さない大型店舗とイベント営業の増加。高設定台や、設定1でも100%超えの機種を激減させる等価交換・・・・・・などなど。

私と同様の打ち手はゴマンといました。だから早めに見切りを付けただけのことだったりもします。


今のパチスロ業界は、6号機時代の到来を待っている状態となっていますね。傾斜値2.0枚や、5.9号機というクッションを経ての6号機に。この流れは、4号機から5号機に向かうときと同じです。

私は楽しんでいましたが、5号機初期を“パチスロ冬の時代”と呼ぶ人もいます。6号機も最初はそうなってしまうのではないのか?

私は、スロプーをやっていた頃以前になるのがベターだと思っています。ここ数年の規制は、遊技機関連だけではなく“広告規制”もありましたね。また、全国的に等価交換を廃す方向でもあります。

1990年代もイベントは少しありました。本来ダメなはずなのに、隠れてコソコソやっている今と頻度は似ているかと。ま、なくてイイですよ。イベントでないから打てない。今は、そんな理由になってもいますから(笑)。

当時、イベントを中心に動いていたのは少数だったように思います。毎日チェックする“ホーム”があり、たまのイベントで収支をブーストする感じでした。いわゆる“ジグマ”の時代というヤツです。

今時の方たちからすると不思議かもしれませんね。低交換率・低射幸性で勝てるのかって。

一発がない機種で出玉をアピールするためには、設定を使わざるを得ません。低交換率ならばそれも可能。そういう機種で大事なのは、朝から行って狙い台を取ってタコ粘る。これしかありません。勝率は高かったですよ。

今後、そのような流れになったとして。自分が勝ちやすくなるかといえば話は別です。今は仕事もしているので、サラリーマンの方々と稼働時間は似ています。交換差額分は負けそうですね。でも、個人的にはウェルカムです。


冬の時代や1990年代に戻るとか。そうではないと思いたいんです。

若いライターさんが増えたとはいえ、やっぱり多いのは40代前後。そりゃそうです。長く打たなければ大勝ちできない機種で育ったんですもの。打ち続けることが生活習慣となって長いのです。

今の規制の方向は、確かにギャンブル依存症対策にはなるでしょう。患者さんの周囲の被害額を減少させる方向なのは確か。しかし、時間浪費型依存症の人が増えそうですね。で、履歴書に穴を空けてパチスロライターに(笑)。

パチスロが好きな人が、より長く楽しめる。うっかり時間を浪費しまくる人も出てきてしまう。これがレジャー・趣味というもの。そもそも、昔はそういう立ち位置でした。

そして、これこそがパチンコ・パチスロの“未来に繋がる”方向性ではないでしょうか。“そこに戻る”だけのことです。

そのためには、ホールの意識が変わる必要はありますけどね。いつでも遊べる&勝負できると思わせてくれないと、ほんと冬になりますわ。

って、この話は長くなりそうなので、またの機会に。では、また来月!