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「ニューゲッターマウス」で交換ギャップを考える
7月4日から導入が開始されたユニバーサル系A PROJECTの「ニューゲッターマウス」。もう皆さんは打たれましたか? 私は、新装初日の台を取れずにこの原稿を書いております。公開されるまでには間違いなく触っていることでしょう(笑)。というくらい期待しているんですよね。
A PROJECTといえば、“昔取った杵柄”が大事で私のようなオッサンがウホウホ喜ぶような機種ばかり。自分は初代も知らないし・・・と食わず嫌いになっている若い世代の方も多いことかと思います。そんなことはありません(強打)。
特に「ニューゲッターマウス」はノーマル初心者にも超オススメとなっております。実は、A PROJECTの5号機でも「ゲッターマウス」が入門編に良いと思っておりました。その良さは丸々引き継がれているんですね。
○ノーマル初心者にオススメな理由(1)
〜スイカの取りこぼしもへっちゃら~
ノーマル機というと、レア小役を取りこぼした際のコインロスが気になる方が多いでしょう。「ニューゲッターマウス」のレア小役は主にチェリーとスイカ。チェリーは気合いでカバーしてもらうとして(普通の目押しです)。スイカが1枚の払い出しとなっています。取りこぼしても大損するわけではありません。ハードルの低さはA PROJECT随一です。▲スリリなどの1枚役が代用で揃うことも
しかも、スイカは1枚役と重複して成立していて「第二停止まででスイカがないところ押してしまった=取りこぼし確定」ではないんですね。取りこぼしても大損するわけでないのに、それ以外でも揃ってくれるのです。ね、気楽でしょ?
○ノーマル初心者にオススメな理由(2)
~高いボーナス確率~設定1でもボーナス合算確率は1/123! 高いボーナス確率も「ニューゲッターマウス」の特徴です。6号機なので、ボーナス純増枚数こそ少なくなってしまいますが(BB=225枚、RB=77枚)。設定1でもフル攻略ならば出玉率は100%となります。もう引けなかったら引けない自分が悪いと思えるレベルですね。私が激推ししている理由がここにあります。
東京都内の場合、1000円で46枚を貸して52枚で1000円分の特殊景品を受け取れるのが一般的となっています(5.6枚交換)。完全等価交換ではないということです。そういった営業スタイルでは、持ち玉遊技の比率を上げることが大事です。
完全等価交換であれば「最終的な差枚数が大きくなればOK」なので、単純に出玉率が1%でも高い機械のほうが優秀となります(諦めなければ)。しかし、交換差額がある場合は、初当たりまでの距離も重要となってきます。軌道に乗るかは分かりませんが、ひとまずBBを引き当てるまでの平均投資額を計算してみます。▲46枚貸しの52枚交換で計算
BBを引き当てるまでですから、通常時の回転数にRBの出玉も77枚小役のような形で加えてしまいます。そこで改めてRB込みで計算した50枚あたりの回転数でBB確率の逆数(1/240.94なら240.94G)を回してみると上記のようになりました。▲こちらも46枚貸しの52枚交換で計算
52枚で1000円分の特殊景品と交換できる場合、初当たりまでの投資額を回収するのに何枚必要かを計算してみるとこのようになります。ただ、毎回現金投資をするのではなく、225枚の持ちメダルがある状態から設定1でも100.2%と微増することに。理論上は、初期投資の4753円分を使って引いたBBの225枚を元手に0.2%ずつ増えていくことになります。
その増えていく0.2%分を合わせて、4753円分の247.2枚まで到達するにはどのくらいかかるか。それを計算したのが右側の「必要ゲーム数」です。設定5と6の数字がありませんが、初期投資の平均を初当たりの225枚で賄えるということです。
設定1ではちっとも勝てないじゃないかって? 100.2%はそんなものですよ。十二分に引き勝負ができるというくらいで、勝てると言うよりも負けないという感じ。大事なのは、持ちメダルがある限り続行して、なるべく長時間打つこと。持ちメダル遊技は等価と同等なのです。
少々荒めの機種と比較すると分かりやすいかと思います。ここでバッチリなとあるAT機の数値を持ち出すと怒られそうなので、架空のスペックをこさえてみます(笑)。
50枚あたりの回転数:40G
初当たり確率:1/600
初当たり平均純増枚数:760枚
出玉率:100.6%設定はいくつでも構いません。出玉率100.6%なので「ニューゲッターマウス」フル攻略時の設定1よりも、ほんのちょっとだけですが優秀です。初当たり確率までにかかる初期投資は「600÷40=15(×50枚)」で750枚かかります。これを46枚貸しに換算すると16304円となります。
16304円分の特殊景品と交換するには、メダル847.8枚が必要に。初当たりATで760枚持っているところから出玉率通りに増えていっても、847.8枚に到達しうるには14633Gもかかってしまいます。100.2%の「ニューゲッターマウス」の設定1の11100Gよりも3000Gほど遠いですね。
ほんのちょっとくらい出玉率が優秀でも、実質的な初当たりまでの距離が遠い機種は、交換差額がある場合、割り引いて考えなければならないということです。
跳ねる要素は、初当たり平均純増枚数の高い機種が有利です。そういった機種のほうが偶然うっかり出ることもあります。ただ、実戦的に見れば「ニューゲッターマウス」のほうが持ちメダルで遊技しやすい。換金ギャップ負けを小さくしやすい。安定しやすいということになります。
まあ、あと。1/600よりも1/240と確率分母が小さいほうが落ち着きやすいというのもありますね。サイコロの特定出目を1/6にするよりも、コインの裏表で1/2とするほうが簡単でしょ。それと同じです。
そしてもう1つ。天井救済機能や有利区間の概念がないので、いつ打ち始めてもいつヤメても構いません。当たりやすいゾーンもない代わりに当たりにくいゾーンもありません。ノーマル打ちって大体がこう思っています。「1000円で当たらないかな」って。次のゾーンまでほぼノーチャンスのような区間を消化する必要はありません。
引けない私が悪い。やはりボーナス確率の高かった「クランキーセレブレーション」で、私が帰る際の王道パターンでした。「ニューゲッターマウス」にも、そんな気軽に打てるところを期待しております。
○リーチ目は知らなくてもOK!
「リーチ目を知らないから」よくノーマル初心者の方が言いますけど。確かにリーチ目を知らないと知っているでは、知っているほうがボーナス成立後のロスを防ぎやすくなります。
でもです。「ゲッターマウスのリーチ目の基本は知っているもんね」というベテランも、最初は知らないところからスタートしているわけで。ちょっとずつ覚えていったんですよ。ノーマル機・大量リーチ目タイプを打つコツを掴んでいったわけですよ。そのコツを書いてシメといたしましょう。
細かいリーチ目を覚えるのは最後です。最初は、超代表的なものだけ。最初に押すリールや場所を絞ると良いですね。そこだけ覚えれば良くなりますから。で、覚えるのはリーチ目でなくハズレ目です。
だってパチスロですぞ。ほとんどがハズレなわけです。ハズレ目は簡単に止まります。そこで、普段あまり見ない出目となった場合。そこで「おやっ?」と思えれば良いんです。レア小役の取りこぼしかボーナスということになりますから。
そのうち「この形では必ずボーナスが当たっているな」とか「この形になるとボーナスが当たっていないこともあるな」とか経験になっていきます。1箇所を大体把握して安心できるようになったら、困ったらソコを押すことにして次の箇所へ。この繰り返しで詳しくなっていくだけです。
というわけで代表的なリーチ目だけ書いておきます。「スリス」は、ビタ止まればスイカorリプレイorボーナス。つまり、2コマスベって赤7が上段に停止したらスイカはないので、怪しい出目は全部リーチ目に昇格します。ちなみに「スリス」がスベって停止したらボーナス確定です。分かりやすいのは左リール中下段ネズミ狙いかな。ハサミ打つと2確の宝庫です。逆に2殺の宝庫にもなりますけど。
BB中の技術介入ですが、左リール「ネズミ・リプ・赤7」のビタ押しを2回成功させれば獲得枚数がMAXになります。チャンスは多くあるので、きっとこの辺で2回成功するまで押し続ければOK。2回なので注意していただければ。
怖くない怖くない。遊びやすさは伝わったかと思うので、ノーマル初心者の方も楽しんでいただければ幸いです。