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新機種導入
特に身を捧げたボーナス主体型6機種
2024年08月15日
34年にもなる長いパチスロ人生。その中で「一番面白かった機種は?」と聞かれることも多々ありますが、1つに絞りきれないのでコラムにさせていただきます。って、こういう企画は多くてもベスト5にしたりするものですが、5機種にも絞れなかったので6機種とさせていただきます(笑)。いや〜、打ってきたもんだな。
○アニマル(1988年2号機:アークテクニコ)
実を言うとこの機種が現役バリバリの頃にハマったわけではありません。2006年までは辛うじて設置されており、1997年頃に打ってみて(その時点の知識があって)面白いとなりました。1.5号機の「ニューペガサス」も同様ですね。4号機時代までは過去の機種も探せば打てたんです。
馴染みのない機種だと思うので、システムを軽く説明します。まず、 39枚以内でボーナスを高確率で抽選する投入枚数を決定(A天井)。ここでボーナスの抽選に漏れると、最大800枚の吸い込み枚数を抽選します(B天井)。仮に360枚が選 択されたとしましょう。360枚到達時に約1/2でフルーツの集中(要は小役超高確率ゾーン)を抽選します。それに漏れるとA天井に移行して、いきなりボーナスとなるのが基本です。なお、ボーナス後はA天井からスタートし、高い連チャン性で人気となりました。
つまり、フルーツの集中が来れば「あ、B天井に行ったんだ」と分かりますが、フルーツゲームの抽選に漏れるとダイレクトでボーナスとなるわけです。
と、それはまだ良いほう。まず、A天井をスルーし、B天井でフルーツゲームにも入らなく、ボーナスをまたもやするーすると「自分がどこにいるのか分からない」状態となります。それを考えるのがたまらなく楽しかったのです。
○クランキーコンドル(1995年4号機:ユニバーサル販売)
○クランキーコンドル(1995年4号機:ユニバーサル販売)
ノーマルタイプです。後継機種もアクロスブランドで数多くリリースされているので、若い方にもお馴染みのことでしょう。
人生でもっとも打った機種、500万Gは余裕で超しているかと思います。まあ、設定1でも出玉率104%超。その甘さもありますがね。私にとってパチスロの教科書ですかね。104%の感覚、設定1のBIG確率1/277は、その後いろいろな機種で展開を想像する際の「体感の基準」となりました。
そんな教科書は、リール制御もですね。コンドルの下の「ベル・スイカ・リプ」と「スイカ・リプ・スイカ」は、ボーナス成立ゲームだとビタ止まってそこからリーチ目が出るんですよ。「どのゲームで成立したか」とか、こだわりを持たされました。
ちなみにメジャーなのは、上段青テン狙いですが、青7側ってREG確定ばかりで、BIG確定が少ないんですよ。それに対してコンドル側は、スベリコマ数などの条件をつけなければREG確定が1つもないのです。左リールのビタ止まりを中心に、そんなところも楽しんでいました。
○タコスロ(1996年4号機:瑞穂製作所)
○タコスロ(1996年4号機:瑞穂製作所)
これもノーマルタイプ。大量リーチ目タイプですが「押す人が押せばリーチ目。そうでなければカス目」と往々にしてなってしまう難しい機種。「クランキーコンドル」で成立ゲームへの意識が高まっていたものの、全盛期でもすべて見抜けていた自信はございません。チェリー付きとか、中段リプレイとかよく出しましたとも。
そうです。こちらは中段リプレイ(成立後のリーチ目)を見て、その前のゲームの出目が何だったのかを思い出すのに必死なわけです。そこに隣の適当打ち全開オバチャンから「あら、当たったわね。おめでとう」と祝福されたりも。今では考えられないほど、玄人と初心者も入り混じる牧歌的なシマ模様でした。
ニュルンとしたスベリなどの分かりやすさもあって、素人には優しい反面、中級者には厳しかった記憶。小役狙いも1コマズレると、メイン小役のプラムを1リール確定で取りこぼします。
この機種から得たのは、パチスロ機の作り方というか、どう作られているかという興味です。この機種は、コンドルと違って、レバー押下時ではなくリール回転時にボーナスや小役などを抽選しているのです。どうしてそんなことができるのだろう? 遊技機規則を読めば一発ですけどね。当時はインターネットも初期でそう簡単には読めなかったですし。
こう書くと簡単ですが、打ち込みまくって普通の解析では出てこない部分まで行き着いてしまいました。
これは一例ですが。「BAR・チェリー・タコ」というタコ側を押して「スイカ・リプ・プラム」までスベれば、小役以上確定。スイカの場合、基本的に右下がりとなるので、3コマスベリ以内でスイカ・リプ・プラムのトリプルテンパイとなればボーナス確定となります(下段プラムも順押しならば成立後)。ただ、それはちゃんと狙って押した場合。
左リールが止まり切らないうちにパパンと中リールを押してしまった場合、中リールがビタ止まりだったとしても、普通のスイカがあります。パチスロ機は、ボーナスが成立していない時にリーチ目を出さないようにする“禁則処理”というものがあります。ただ、スイカ・リプ・プラムのトリプルテンパイは、押す人が押したらリーチ目になるだけで、出目自体はただのチャンス目です。なので出てしまうこともある・・・と。
あと、雑誌に鉄板ハズレ目と掲載されていた出目をREG成立ゲームで狙って出したり。この機種が、私をおませな青年に成長させてくれたと思っております。
○サンダーV(1997年4号機:メーシー)
○サンダーV(1997年4号機:メーシー)
これも、もちろんノーマルタイプ。後継機も多いですし、説明不要かと思います。その初代です。よく、演出と出目の絡みの元祖という説明をされますし、私もそう書くことが多かったですけど・・・。
この現役当時、出目が100%でした。演出はほぼ見ていません。というのも、単独のVを枠上に押す一番メジャーな手順で、残りリール順押し適当打ちすると100%リーチ目になります。チャンス目(ボーナスorハズレ)となることはありません。この入り口だけ難しい明快さを年々忘れているような気がします。
「サンダーV」は、左リールのスベリコマ数を楽しんでいました。予告音が鳴った際によく押していたのが「赤7・チェリー・BAR」のBARを中段。ボーナス成立ゲームは必ず4コマスベって「ベル・リプ・スイカ」となります。ちなみに、3コマスベって「リプ・スイカ・赤7」となった場合は、リプレイorスイカorBIG成立後。予告音が鳴っているのでリプレイを除外できるので、目押しを失敗していなければスイカ確定です。
つまり、4コマスベっての「ベル・リプ・スイカ」からはスイカの可能性がなくなるんです。安心して残りリールV狙いでリーチ目を楽しめます。ピカピカ。って、一番好きだった予告音時の狙い方は「BAR・チェリー・単独V」のビタ押しでしたけどね。
ユニバ系のこの3機種。全部性格が違って甲乙付けられないのです。
○ゲンジン7(1997年4号機:マツヤ商会)
○ゲンジン7(1997年4号機:マツヤ商会)
すみません。裏モノからエントリー。チェリー前兆バージョンです。
BIG成立ゲームは必ずハズレ。そこから5G間、チェリーorハズレとなります。その後6G目〜10G目は何が揃ってもOK。そして運命の11G目にリーチ目が出ます。
チェリーを引くと、まずその前のゲームがハズレか思いだします。2G前もハズレなら「ハズレでBIG成立→チェリー高確率ゾーンの1G目でハズレ」という可能性も出てきます。また、それ以外のリプレイなどが揃ったら6G目以降ということ。こうやってチェリーに種(BIG)があるか、可能性を足したり引いたりしていきます。それで、運命の11G目。ズバリとリーチ目が出たら何と嬉しいことか。
こういう機種に慣れすぎた弊害として、液晶を見てるだけで出目も変わらず当たるかどうかだけだと、ちっともドキドキしない体になってしまいました。
ま、間違っても1桁連チャンしないので(最低11Gかかるから)パワーはそれほどなかったですけどね。
※裏モノとメーカーは関係ありません
○ダブルオーセブンSP(1998年4号機:高砂電器産業)
○ダブルオーセブンSP(1998年4号機:高砂電器産業)
これもノーマルタイプの完全告知機ですが、最初にハマったのは裏モノでした。20G以内にBIGが最大8連チャンするタイプです。まあ、エゲツない小役カットで、どうせ小役なんか引かないからと逆押しするのが仲間内で流行っていたんですね。ところがところが、逆押しだけで超面白いじゃないですか。
裏モノということは、初当たりが重いわけです。そして、20G以内にパキパキ連チャンするので当たる馬穂が限られます。それに対して、ノーマル基板はどこからでも当たります。一瞬たりと手気を抜けません。ということで、私をノーマルの世界に引き戻してくれた機種ということになります。
基本的には完全告知機です。3リール押して「ポ〜ン」という効果音とともにリール盤面が赤く染まればボーナス確定。なんですが、逆押しがよくできすぎていて。
右中段赤7 は、問答無用の1確(REGもアリ)。上段赤7からは、中リール上段ダイヤで2リール確定のBIG。最後まで押して「ポ〜ン」と告知された場合、右下段の弾丸が中リールでテンパイしていればBIG確定、そうでなければREGといった具合でした。
完全告知機のシマです。周りはユニバ系の難しい機種ばかりの時代。必然的に技術介入何それなオジサマばかり集っています。そんな中、左リールをカラ回しして告知させる私に「エスパーかよ」という視線が集まるわけで。それも面白かったですかね。うん、そういう牧歌的な時代でした。
※裏モノとメーカーは関係ありません
こういったランキングものの場合、その時の気分によって機種が入れ替わることもありますが、今回挙げた6機種は、いつでも必ず入ってくるいわば“佐々木家の殿堂入り”となった機種たちです。もちろん、全機種持っていますよ。
こういったランキングものの場合、その時の気分によって機種が入れ替わることもありますが、今回挙げた6機種は、いつでも必ず入ってくるいわば“佐々木家の殿堂入り”となった機種たちです。もちろん、全機種持っていますよ。
1990年後半の機種ばかりとなりましたが、そこから先がイマイチだったかと言うとそうでもありません。時代としては、5号機初旬とかも楽しかったなあ。各メーカーとも「何が最適解か」模索していて、数多くのアイデアを楽しめたと思っております。今回は挙げませんでしたが「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」とか「スカイラブ」とか。ええ、こちらも持っています。
2000年から雑誌の仕事を始めた影響もありますね。好きな機種ばかり打っているわけにもいかなくなりましたし。