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ノーマルタイプを楽しもう!

2017年09月15日

パブリックコメントの結果が発表されましたが、改正案からの変更点はほぼありませんでした。パチンコ・パチスロに限っては完全にそのまま。ま、決まってしまったものは仕方がありません。

確かに大量出玉は今以上に望みにくくなります。それ“だけ”がパチスロの魅力と感じている方が離れてしまうのも仕方がありません。そういう層がいなくなって困るような偏った機種構成のホールは、遊びやすい方向に大きく変えていかないといけないでしょう。

出玉の量や遊びやすさ。個人差もありますし、どのような機種が出てくるかもまだ見えないのでなんとも言えませんけどね。

依存問題対策が大義名分になったのは初めてですが、こういった射幸性の抑制は、過去にも繰り返されてきたものです。そのたびにユーザーが入れ替わり、今に至るわけです。で、少し盛り上がると新たなマーケティングからホールが出店してくる……と。

そんな時代の移り変わりがあっても細く長く打ち続けているのが、いわゆる“ノーマル好き層”。4号機のストック機が撤去されショボいと世間に見られた初期5号機にウキウキした変わり者たち。主にオッサンです(笑)。

そんなオッサンたちがノーマルをどう楽しんでいるのか。ちょっと書いてみたいと思います。


ノーマルなんてダラダラしていて刺激がなさそう。

最初に言いたいのは、マッタリ系ではないということ。そりゃ1万枚だとかは、なかなか出ません。すごく薄いところをヒイての大量獲得。それも夢はありますが、ノーマルも同じくらい珍しいヒキを見せれば爽快な出方となるのではないでしょうか。

当たり中のコイン増加速度はARTの比ではありません。ドル1程度ならARTよりジャグ連のほうが早かったとか、よくあるでしょ? 短時間勝負なら間違いなくノーマルに軍配が上がります。

また、プレミアム役に出玉率を割かれていない分だけ、どこからでもチャンスがあるんですよ。もちろん、設定は必要ですけどね。ノーマルは主にボーナス確率に大きな差があるので、優良店や良さげな台を見つけやすい傾向があります。ま、騙されもしますが。ジャグのバケとアクロス全般は特に(笑)。

いや、設定なんて期待できないから。設定1でも噴く機種じゃないと勝負できないよ。……なんてなことを言う方もいるでしょう。うんうん、それはわかりますが、ノーマル系でオール設定1のシマを想像してみてください。誰も打たなくなるでしょ。少なからず、ノーマルは設定を上手く扱う必要があるんです。

そんなわけで、普通にやっていれば勝率も上がります。いや、勝率重視の時代がやってきます。一度にたくさん出ないなら、コツコツと勝ちを増やすしかありません。

何度も苦汁を飲まされながら、溜飲を下げる1回の勝ちを掴むのか。小さくとも笑顔で帰宅できる割合が高いのか。これは好みにもよると思いますが、明日も打とうと思いやすいのは後者じゃないですかね。

ま、出玉が薄くなる分だけ勝率が上がるというのは、6号機全般に言えることかもしれませんけど。そういう趣向だからこそ、オッサンたちはノーマルのシマに向かっていることを理解してくだされば幸いです。


そうは言っても、ノーマルは難しそう。歴戦の雄にバカにされそう。

自分には難しすぎると感じたら避ければいいだけ。私も徹夜明けとかだと『サザンアイズ』の設定Cは見て見ぬ振りをします(笑)。

最初は確認しながら打ちましょう。小冊子や台間POPにある配列と睨めっこ。私は「骨のあるヤツが来たな」と思いますよ。むしろ、初見の機種で何も見ずになんとなく打ち出す人のほうが安パイ。リール配列と筐体のパネルか液晶に表示される役構成。ノーマルはこれがもっとも大事ですから。その大事さに気が付いていない人のほうが無知。

最初は攻略誌やサイトで紹介されている手順をマネするのでも構いません。ただ、なぜその押し位置が推奨されているのか。それを考えるだけで実力はグッとアップするはずです。

ボーナスを察知しにくいなあ。そう感じたら、いろいろ考えてみるべし。最近は小冊子に手順が載っていることも増えましたが、そもそもメディアの推奨手順だって担当ライターが作ったオリジナル手順に過ぎません。

青7狙いが推奨されているけど個人的には赤7のほうが見やすい。で、チェリーもスイカも取りこぼさないみたいだし……。なら赤7狙いをすればいいんです。そのほうが目押しミスも減るでしょ。正解手順をどこまで正確に続けられるかという競技ではないんですから。

自分にとって効率が良いか。楽しめるか。他人が作った手順よりも、そちらのほうがよっぽど重要です。


リーチ目を覚えるのが大変そう。

うん、大変ですね(棒)。昨年以降に登場したノーマルでもっとも打っているのは『クランキーセレブレーション』ですが、リーチ目全部なんて私でも覚えられません。覚える気もないです。覚えなくてもそれなり以上に打てますから。

私がリーチ目を調べるときは、逆の発想です。ハズレ目を覚えるんです。リーチ目は滅多に出ませんが、ハズレ目は飽きるほど出ますから。「あまり見ない出目だな」そう思ったらボーナス絵柄や知っているリーチ目を狙ってみます。そうやって確認していくんです。たまに、ハズレでもボーナス成立でも止まる“チャンス目”もありますけどね。

そのために必要なのが、最初に押すリールと場所を固定すること。いきなりいろいろな位置を覚えようとすると大変です。ココはわかったから次。そうやって詳しくなっていくものです。

リーチ目なんて、わかる人だけわかるGOGOランプですから。光っていることが見やすい角度を作れば大丈夫。次ゲームのレバーを叩いてから「あ、入ってた」というのもゲーム性。私もよくやります(笑)。

リーチ目を見逃したっていいんですよ。探ってやろう&楽しんでやろうという雰囲気が出てれば。ノーマル好きのオッサンたちは、だいたい若者が模索しながら打っているのは微笑ましくなるタイプが多いかと。

ちなみに書いておくと。一番バカにされるのは、こんなタイプ。配列などの確認もしないで明後日の方向から打ち始め、途中でスマホをカタカタ。そこで調べた変則押しをそのまんま実行するような感じ。お金が増減する作業だけに感じてしまいます。その手順が効率よくても好みでなかったら。クソ台とか言っちゃうのかな。そんなところが心配になるのです。


言い過ぎると武士道ならぬノーマル道みたいになってしまいますな(笑)。

でも、そういう部分は少なからずあるんですよ。「おぬし、なかなかやるな!」なんて会話をリーチ目アピール合戦で語り合ってみたり。朝からずっと並んで打って、最初の会話が閉店間際の「お先に」なんてことも。

「うっすいのヒキましたねえ」どの演出が選択されるのかならパチンコと同じ。ある程度は出るリーチ目を自分で作り出せるんです。それこそがノーマルの“遊技としての”大きな魅力なのではないでしょうか?

6号機でもそんなことを楽しめる機種の登場を願っています。