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私が思う“神のヒキ”

2017年10月15日

早いものでもう10月。来年の話をしても鬼が笑わない季節になってきました。

これから導入できる機種は5.9号機となりましたが、もう来年の2月からは6号機の法律が施行されるわけです。うん、まったくピンときません。

4号機から5号機に変わる際も法改正は2004年でしたが、撤去が進んで実感してきたのは2006年のことでした。そんなすぐに新しいレギュレーションの機械を作れるわけではないですからね。

今回は法改正前後のタイミングで、高射幸性の旧基準機の撤去が進むことになりそう。それでも、入れ替わるのは5.9号機になることでしょう。法改正前に保通協の型式試験をパスして、各都道府県の検定を受けられれば、そこから3年以内に新規設置はできますから。正直ね、これ以上の予想はまったくできません(笑)。

ただ、一つ確実に予想できるのは。その6号機が登場する前に5.9号機が増えてくるタイミングでTwitterに書かれることですかね。

「やっぱ6号機はクソwww」

サブ基板管理の旧基準機でも、5.5号機認定された機種が数多くありましたね。短文で切り捨てる文化は、その全文が知識のなさを露呈するだけに終わる恐怖があることを思い知らされます。

おそらく、このコラムをチェックされている方は、こんな恥をかかないと信じて疑いませんよ。でも、似たようなことをやってしまっている可能性もないとは言えません。特に知識を集めようと努力している方々のほうが多いかな。


小役の数値を信じすぎていませんか?

わかります。せっかくポチポチと長時間数えたのだから、意味を持たせたい気持ちはわかります。そして、ある程度の参考値だと理解していることもわかります。

それでも言いたい。過信している方が多すぎます。

同じ小役確率でも、シチュエーションによってまったく意味が変わります。全台設定1のホールでは、どんなに優秀な小役確率でも設定1です。全台系をやるホールで、シマのほかの台は確定演出なども出て、複数がお祭り状態。なら、自分は小役数値がボロボロだとしても、それは高設定の可能性が高いんじゃないでしょうか。

出なくて泣きそうになりますが、不発も貴重な経験。「設定6でもこういうことがあるんだ」という経験則になります。でも、そんな機会はなかなかありません。しょっちゅうあるとしたら、それはそれで困りますけどね。

確定系の事象なしでそんな話をされた場合。相手によって言うことが変わります。読者さんなど 不特定多数の方には「ちゃんと台をツモれているのは自信にすべき」。これが模範解答かと。猛者の仲間なら「ヒケないお前が悪い」で終了です(笑)。

難しいのは、知識や経験にちょっと難ありへの言葉です。内心では「ほんとに高設定なの。大丈夫?」というのが頭の中を支配します。眉に唾。特に、そういう方のほうが決めつけてかかるフシがあるように思えます。「多分、設定いくつなんだけど」と。

知識と経験があると、すべての材料をテーブルに出して「これ設定いくつだと思います?」と、逆に質問してくることのほうが多いかな。これも困るんですけど。ホールの状況まではわからないですし。

頼むからExcelが入っているノーパソを持っているときにしていただきたい。それより、実は設定を知っていて、私が試されているだけかも……という突然の緊張を強要されるのが嫌だというのもありますけど(笑)。

いずれにせよ、上級者は決めつけない言い方にすることが多いです。さまざまな経験をしてきていますから。


じゃ、なんのために小役を数えてるんだよ!
経験なんて、そうそう積めないじゃないか!

小役を数えるのは、シチュエーションによって変わります。全台系のイベントでまだ脈のあるシマ程度の段階、ホールのクセを読み切っての狙い台は捨てないために。それ以外は、下傾向の台をさっさとヤメるためです。

小役が優秀だからヤメられないとは考えないですね。根拠なく座った台が高設定である確率は低すぎます。ま、アクロス系とかで小役が優秀だとちょっとだけ追ったりしますけど。“設定1にしては小役との相性が良い”というだけです(汗)。

はい、次。経験は簡単に積めますよ。ジャグラーやハナハナなどのノーマルなら、どの設定でも。とっても簡単。

リプレイを数えてみませんか?

リプレイ確率は、法律で1/7.3以内と定められています。AT機やART機を覗けば、どの機種もギリギリの1/7.3です。それをちゃんと1/7.3でヒケるか確認してみてください。

全設定共通のものを数えないから、どれだけ数値が暴れるかの体感(経験値)が不足してしまうんです。

1/7.3なんて設定差のある小役よりも確率分母(7.3の部分)が小さいですよね。分母は小さいほど試行を重ねれば落ち着きやすいと言われています。それでもね、1日ごときでは滅多に1/7.3になりませんから。こんな安定しそうな数値がどれだけ暴れるか、身をもって知っても損はないでしょう。何日かやってみ。設定推測が怖くなりますから。

このサイトでもお馴染みのKUNNYさんと実戦番組でご一緒させてもらったとき『三国志』(IGTの古いほう)を7時間ほど打って、すべての数値が6をブッチギリで上回っていたんですよ。

エンディングトークで設定予想をしなければならなかったんですが(後からテロップで設定が発表される)、私はこう言いました。「下に5とか出てるかもしれないけど、これが6の出方ですから!」テロップには“設定4”と出ていたとです(笑)。


ベースとする最低限の確率論は必要です。

しかし、それを踏まえて判断するのは人間です。パチスロの面白いところは、確率通りにならないことではないでしょうか? 設定1の台が設定1のようにしか当たってくれないなら、ほとんどの台が空き台になることでしょう。

薄い事象を引き当てるのが「神のヒキ」なんて思う方が多いかと思います。そんなんね、長く打っていればいつしか起こりうるものなんですよ。恩恵がデカい機種でできるかはさておき。

それよりも「確率通りヒケることのほうが神のヒキ」くらいに思っています。ほんと、この能力が欲しいですわ。あ、やっぱり授けてくれるなら、恩恵のデカいものを簡単にヒケるほうで。いやいや、設定1でのみ爆発できるヒキのほうが欲しいかな。副作用として設定2以上はまったくヒケなくなっても構いません(笑)。

それくらい確率通りにヒクのって難しいんです。

身をもって知るために、まずはリプレイを含めた全小役を数えてみませんか? という提案でした。これは良い副作用しかありません。後で計算すれば、ジェットカウンタ詐欺も見破れますぞ。ま、詐欺られても十分に勝てるホールなら行きますけど。

念のために書いておきますが。設定予想は意味がないと言っているわけではないですよ。予想するのは大事。実戦番組と違って当たったところでなにも得することはないんですから、次に繋げられるかだけ考えましょう。「これくらいの設定は使っていそう」という仮説作りです。

その制度を上げるには、データを増やすしかありません。毎日のようにそれくらいと思われる台があるとか。同じ機種を打ち続けるなら、良い日も悪い日も全部合計してみれば、だいたいの平均設定を予想できます。時期によって変わることもあるので、日付ごとにデータを分けて保管する必要がありますけどね。

この奥深い楽しみ方は、5.9号機や6号機になっても変わりません。