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高射幸性旧基準機がないホール

2018年09月15日

15年ほど続けているでしょうか。8月の締めくくりは友人のいる長野県で連れスロをすることになっています。行くのはいつも同じホール。毎日のようにチェックすることもできません。しかし、かれこれ15年かけて1年おきで不作為の日に定点観測をしていることになります。

地方都市にありがちなのは、新しく整備された幹線道路にある大型チェーン店でしょうか。そうではなく、古く細い街道。昔は目抜き通りだったのかもしれませんが、その中でも住宅が多い地域の一角にある地元密着店です。

お世辞にも繁盛しているとは言えません。4号機の初代『北斗の拳』があった最初の頃はまあまあだったかな。その頃からラインナップがバラエティに富んでおり、宴会時間のギリギリまで打てるノーマルもそれなりに置いてくれていたのが選ばれた理由です。

そこから時間が流れ、朝並ぶお客さんがゼロになってしまっていた時期もありました。それでもラインナップは相変わらず。空いているくらいが連れスロにはちょうどいいというのと、周囲にある大型店が射幸性の高い機種へのシフトを強めたのもあって、そのままこのホールに居着くこととなったのです。居着くといっても、行くのは年に2日ですが(笑)。

しかし、このホール。ここ3年ほど悪くないんです。


気が付くきっかけとなったのは2015年。導入されたばかりの『サンダーVリボルト』を打ったときでした。

20年来のスロ仲間ですからね。みんなアクロス系なら安心するわけで。全4台を友人とシマ占拠することに。もちろん設定通りに出るとは限りませんが、どの台も辛勝。全台のボーナス確率合算は、設定2ほどとなりました。その翌年の『バーサス』も、やはり合算は設定2ほど。BIG中にハズレが出たという言葉を聞いておりません(笑)。

このホール、設定2だらけなんじゃないか? そう思うに至りました。連れスロには最高の環境です。宴会時間にサクッとやめられますから。そして、大負けするリスクも少なくて済みます。

それと同時に気付かされたことがありました。昔からノーマルタイプが多く、射幸性の高すぎる機械は少なめでした。“出す気もないけど、抜く気もない”方針なのではないか……と。

そもそも、売上が足りているとは思えないこのホール。それでも新機種の揃えは良いんです。4台とか5台ですけど。最近はすっかり減ってしまった“税金対策”で運営しているホールのようにも見えるのです。それならばもっと還元をと願ってしまいますが、従業員の方々の顔ぶれもずっと同じ。賑わいすぎると人手不足が露見しそうです。

そのバランスがノーマルと設定2多めなのかな。その成果か、お客さんは徐々に回復。一時は5スロコーナーしか稼働していなかったのに、昨年は5スロではなく20スロにお客さんが流れてきていると感じられました。

しかし、今年は行くまで不安でならなかったです。設置機種を検索してみたところ、早くも高射幸性の旧基準がゼロになっているんですもの。東京のホールでは考えられません。


恐る恐る入ってみると、お客さんの出足が遅いのは相変わらず。しかし、夕方にかけてジワジワと増え続け、昨年以上となっていました。

旧基準機はハズして大丈夫とか、そんな話をしたいのではありません。そんなものは地域性や立地によって大きく変化するものです。……と、業界人がよく使う言葉が“地域性”と“適正台数”。ほんとラクな言葉です。わかっているフリができますからね(笑)。

大事なのは過程です。「大勝ちは望めなくても遊べるな」3年くらいかけてやっているんですね。夕方にかけて稼働が右肩上がり。他のホールで抽選や朝の挙動で敗れてから来るセカンドチョイスかもしれませんが、地域住民のレジャースポットとしての認識が徐々に浸透しているのです。

このホールがダメだった時期は、射幸性が上がっていく時期でした。多くの新台を取り揃えるスタイルだけに、そういった機種が増えすぎて「遊べる」と思われなくなったためです。そういう一発役などに頼るような機種は、売上が高い幹線道路のチェーン店のほうが期待できますから。そのチェーン店も同じ市内。“地域性”という言葉でククってしまうと問題が生じます(笑)。

住宅地にあるか、商業地域にあるか。このほうがよほど重要なんだと気付かされました。だって、考えてみてくださいな。ヒリヒリする勝負をして目をギラつかせている姿、銭ジャブしている姿をご近所さんに見られたいですか? 適度に離れたところで羽目を外し。地元ではニコニコとゲーム感覚で楽しむ姿でいたいものでしょう。


東京に住んでいると、ターミナルではない小さな駅のホールの苦戦をよく目にします。設置されているのは、大手と同じようなラインナップ。むしろ、アクロス系のように遊べる機種が大手よりも少なかったりします。苦戦して当たり前ですよね。

全国のホールデータでいくら優秀と見られる数値になったとしても、合う合わないはあるわけです。特に儲かるとされている機種ほど。それまでそのホールを支えていたユーザーは、鉄火場を求めているのではなく、いままで通り遊ばせて欲しかったんです。

通勤で使う、子供が通学で使う駅に向かう道が、よくわからん若者が大挙して並んでいて安心できますか? 「こうしたらもっと儲かる」という机上の数値に踊らされ、周辺の遊技人口を減らすだけの結果となったのではないでしょうか。

そうなって15年ほど。奇しくも、その長野のとあるホールで定点観測している時期と重なっております。遠く離れていますが、そのホールのいちファンとなってしまいました。来年はどうなっているんだろう。