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11月12日(月)機械の賞味期限 営業編
2018年も終わりましたね。
ちと早すぎませんかと言いなさるな。一部メーカーを除き、ほぼ来年の機械の営業にシフトしているからです。来年の話をして鬼に笑われてるのは承知の上ですよ。
機械営業のタイムスケジュールは年々早まっており、納品の2ヶ月前を目処に営業スタートとなるところが多いでしょう。それ以上前から動くメーカーもありますが。今の時期だと年初から2月後半までのタイミングで納品の機械を売るメーカー、これからが忙しくなるんでしょうね。実際のところ、ほとんどのメーカーがそうなんですが。ということで今年はまだ終わってませんね…グェ~
しかし、まあ私が入社したばかりの頃は、2ヶ月以上前から営業しなきゃならないなんてことはなかったのですが。酷いメーカー…いや語弊があるな。どことは言えませんが機械が売れてる超一流メーカーだと納品日まで1ヶ月を切っているにも関わらず、いきなり
機械出るよ、見に来て
↓
明日案件締めだからすぐ決めて
↓
ごめん機械持っていけねーわ(笑)
いや、脚色なしでホントにこんな感じだったんですけど。これも合わせ技でずっと前から抱き合わせ販売(過去記事)や出る出る詐欺(過去記事)で予算確保させつつ、中小のいらない機械を買わせないように牽制してますしね。
そこら辺の幼稚園児でも知っている話ですが、ホール軒数は減り続け、機械の販売台数は年々減り続けの状態です。来年の初頭にはホール軒数は9000軒を切るのは間違いないでしょう。シェアという点においては大手チェーンが幅を利かせているのが現状です。そうなると昔ながらのワンマン中小ホールよりも購買力のある大手チェーンの意向(予算組み等)にメーカーが迎合していったんでしょうか。故に納品の2ヶ月前から動き出すようなスケジューリングになったのかとも思いますし、今は納品、設置においても作業や確認が増えましたからね。時の流れを感じます。
1ヶ月前からバタバタ営業するのか、はたまた2ヶ月前からじっくり営業するのか。最近はどこぞのコンサルが入れ知恵しているのかわかりませんが、「超先見せ」みたいなヤツをやっているメーカーもあります。
これは情報戦略というか、大手チェーンや優良顧客にだけかなり先に機械を見せて「凄いでしょ?誰にも言っちゃダメですよ」と言いつつ、口の固い業界人なんてこの世に存在しないので、すぐLINEやTwitterで情報が流れて噂になり、需要を創出するという方法。そういったマーケティングも最近のビジネスシーンでは当たり前なんですか?こういうのはSNSに情報を流して自己顕示欲を満たしたい業界人だけが喜んでいて、隠せてないし筒抜けなんです。実際の顧客には不公平感しか生まない。と現場では思います。
結局、セールスする期間が長くなると機械の鮮度が悪くなるというか。どんどん新しく発表される機械の情報に埋れていくわけです。これでホールに設置される前に機械の賞味期限が切れたような感覚になりますよ。
新台はホールで稼働してからが本番なんですけど、買ってもらえないことや検討のテーブルにもあがらないようなことが増えると、この早すぎるスケジューリングでの間延びが悪影響を与えてないかと疑ってしまいますよ。もちろん商品力が1番の重要なんですけど、それは稼働してから見える部分でもありますし。
正解はないのかもしれませんが、これだけ筒抜けでは情報を隠すという部分が強みになる時代が来そうです。来ないか。
そんなことを思いながら日々来る業界情報のLINEを見て辟易しています。