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面接するたびに思い出す・・昔の恋愛のあれそれ(前編)

2019年01月08日

パチビー読者の皆様!昨年は大変お世話になりました。
新年明けましておめでとうございます。
今年も変わらず楽しく文章を書いていきたいと思っています☆

毎週火曜日更新「こんな塔子でイイですか」今年もよろしくお願いします!!

昨年から一つのメーカーの所属ではなく色々なメーカーに出られるようになったAV女優、並木塔子です。女優の仕事形態には色々ありますが、ほぼ制約もなくなり日々ポカーンと色々なことを考えています。
一つのメーカーさんに長く出演していたため(感謝!)、私のことを知らないメーカーさんはたくさんあります。そのため、日々マネージャーさんと一緒にメーカーさんに挨拶まわりをしています。今後機会があったら是非撮ってくださいとお願いしに行く大事な大事なお仕事です。
面接をしたからといって必ず出られるというわけではありませんが、メーカーさんはたくさんあって、観てくれる方の好きなメーカーさんとご縁があったらうれしいなと思います。

その面接の内容なのですが。
バイトの面接とは異なるためパーソナルなこと、男性遍歴などを書き綴り、それについて語ることが多いので都度思い出すことがあります。
私は年齢も年齢なので、恋愛は結構たくさんしてきてしまったな~トホホ・・と思いますが、思い返す時に必ず出てくる異性がいます。
私にとってはそんな男性が二人ほどいて、そのことについてお話させていただこうかな~と思います(結構ヘビーなやつ)。

その前にまず私、並木塔子の(中の人)について。(中の人)は音楽をやっていました。
プロを目指したこともあります。
何事をやるのも最初から上手にできるたちではありませんが大事に長年やってきたことです。

そんな自分なので、過去に自分の出会う界隈のなかでお付き合いをした人たち、そして自分がとても貧乏であったため、衣食住生活を共にするお付き合いに偏りがちで、一見派手に顔を見せ、感情を歌い上げているように見られがちでしたが、ドキドキすることや刺激よりも、生活での喧嘩やお金が原因でのお別れや、家族みたいに温かい気持ちになって接するようなとても庶民的で、かつ濃厚な精神的なお付き合いもとい、お突き合い(下ネタ失礼)をしてきていました。
その道を選んでいたのは自分なので貧乏であったことには何の不満もありません。

最初に申し上げると、「今も好きな男性」というわけではありません。別れてしまったわけですから、自分なりにその恋愛に失敗や後悔があります。でも色んな人にその話をするたびに、これを乗り越えなければ、これは私の課題なんだろうと思うことが増えました。

二人の男性はとても対極的で、そしてお別れになった理由に対して整理がつきません。十年以上経過しています。不思議な話です。

まず最初の男性。八歳年上の男性でした。
彼は趣味で楽器をたしなんでいたため、ご縁があり出会ってある時一緒に生活を始めました。
私は彼との生活が好きでした。彼とのハグが好きでした。
そして性の不一致があり、そちらに関しては疎遠になりました。それでも彼との生活が温かく大好きでした。

しかしながら生活を大好きと思っていたのは私だけだったようで、彼は私を何度も「家族」ではなく「女性」に戻そうと奮闘し始めました。勝手な話ですが、抱かないで側にいてくれたらな~なんて思っていたんです。誰より信頼してました。親よりも。
彼は毎日私に花を買ってきました。お金もないのに。毎日手紙を書いてくれました。一緒に住んでいるのに。
私は苦しみました。離れたくはない、しかし性欲がどうしてもわかない・・

世間でいう恋愛の形、恋愛する相手に持たなければならないとされる必然的な欲望。そしてそれに沿って同じような話でアドバイスをしてくる友人たち。あんなイイ人いないよ!大事にしなよ!うちなんか、女として見られてないからねえ~という諸々に胸がザワつきました。
その時パートナーに求めるものは、精神的な安心感、絶対に攻撃をしない人>●ックスしたい人でした。何でもかんでも考え過ぎて若い頃はパンクして自暴自棄になることもありました。
彼にどれだけ助けられたかはわかりません。
でも、私は彼が私のことを、花を贈ることで思い通りに動かそうとした瞬間からきっとこれは何も通じ合えないし、通じ合えていなかったんだと気付いてしまいました。
はっきり言って、世間で言われる男女付き合いがそういうものという認識があったにもかかわらず別の欲で彼を使い、自分を満たそうとしていた私が100%悪いんです。それでも花を贈られるたびに真綿で首をしめられるような苦しさがありました。それに耐えられなくなってしまったんです。

別れを切り出したあとに彼は精神を病んでしまい、病院に通ってました。そんな状態で放り出すこともできず、お金が貯まるまでは折半していた家賃を全て自分が負担するので住んでいて大丈夫だと伝え、別れはしたけれど一緒に住んでいました。
そしてまたこれが思慮が不足し、私が彼の知らない友人と遊びに行く姿を見て彼はますます病んでいきました。たくさん泣かせてしまいました。冷静に考えたら当たり前のことです。それでもその時の私はわかりませんでした。

私はおおまかに言えば彼のことをまるっと好ましい人であると今も思っているので、泣いていること、病気で苦しんでいることがとても辛かったのです。元気付けようとしたりマメに連絡をいれるようにしたりしました。これも全て逆効果で、どんどん彼は元気がなくなっていきました。

この歪な関係性は彼に少額の貯金ができ、洋服以外の荷物を全て残したまま家を飛び出し●オパレスで暮らし始めたことで終焉をむかえるのですが、私としては全てのタイミングがよくわからず心もついていかず、周りの人には勝手すぎる、彼氏がかわいそうと言われまくり、なんだかわからず泣いて過ごしていました。

実は彼は今も夢にでてくることがあります。振り返ってわかったこと、自分の心の声を聞かずに付き合い続けたこと、それによって迷惑をかけ病気にまでさせてしまったこと。
別れてからもしばらく「●ックスさえなければずっと一緒にいたかったな~」なんて思う自分の勝手さ。別れてからは一緒に住んではいたけど複数の男性と遊んでましたし、色々その人に対してサイコパスなんですよ。私は基本なんでも熟考するんです。人に嫌な思いをさせるのが怖いんです。なのに彼に対してはズケズケ酷いことをしてしまうんですよ。
空ろな顔で花を買ってくる彼を思い出すとやっぱりイイ男だし優しい人なんだなって思いますけどなんでそんなことになってしまったんだろうな~と何年も考えていました。

結局今も答えは出ていなくて、経験を少しずつ上塗りして私は優しくなることができたのか。
皆さんには忘れられない人はいますか?

次回はもう一人の男性について書きたいと思います!
新年早々ヘビーな並木クオリティ(笑)
今年も何とぞ!読者様の幸せと元気を願っています!

ではまた来週!

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三月頃、関西にDVDイベント行けるかもしれません・・・うれしい知らせをお待ちください!

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