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2024年04月22日

パチンコもコミッショナーを作るべき!

2019年01月15日

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。立春を過ぎたら寒中見舞いになるとか、ひとまず忘れましょう。新年最初の更新なんですから致し方ありません(笑)。

昨年のこの時期は、まだ6号機の遊技機規則が施行されておらず。運用するための内規案が漏れ伝わって、業界内はザワザワしておりました。詳しくは、昨年1月のコラムをご覧くださいませ。大体は予想通りの1年となりましたね。

そこでも冒頭に書きましたが、正月は山陰地方にある妻の実家で過ごすことになっています。縁がないとわかりにくいですよね。鳥取県は米子市。地理関係でいうと、左が島根県で右が鳥取県。その左端で、車を走らせるとすぐに島根県になります。なので、初詣は出雲大社が定番です。

義両親もパチンコはやらないですし、運転だのなんだのネットからも離れるので、日常の生活とは隔離された数日間を過ごすことになります。で、気が付くことがあるんですね。

パチンコ・パチスロの存在は、自分から探さないと出くわさないのです。端くれとはいえ業界に携わっているわけでして。ほんと恐怖を感じます。


運転している車中からホールが見えて、駐車場が埋まっているとか感想を持つくらい。「なんか、あそこはいつもガラガラ」とか、パチンコをやらなければそんな感想しか出てこないでしょう。

新規ユーザーが「面白いかも?」と入ってくれるきっかけがないんです。まだ鳥取県はホールのテレビCMも流れているようですが(出稿数が減ったか、今年は見なかった)、それも禁止されている地方は、まったく目に触れないのではないでしょうか。

新聞の折り込みチラシも減少傾向にあります。新台入れ替えの際にしか広告を打てなくなったという以前に、効果が疑問視されてチラシ自体を作らないホールも増えました。

新聞の購読世帯は年齢層が高く、若者向きのアニメ版権には興味を惹かれませんし、効果がないのはわかります。そもそもの入れ替え台数が少なく、広告を打つほどのものではない場合も多いでしょう。ただ、新規ユーザーに見つけてもらえるきっかけを失っているのも事実です。目に見える効果ばかりを追い求め、未来への投資を忘れている業界だなと。つくづく感じてしまいます。

本当は、メーカーが出す新機種のCMが一番良いんですけどね。『CR冬のソナタ』では、今まで見かけなかったOLさんとかがホールに足を運んでくれました。私も『CR創世のアクエリオン』のCMを見すぎて、珍しくパチンコを打って「気持ちいい〜」と叫びたくなるほど負けました(笑)。

もはや規制でできなさそうですが。各都道府県によって対応がマチマチなので、公共の電波を使うのが難しいんです。山陰地方は、鳥取と島根で同じ民放局が流れます。しかし、ホールのCMは鳥取のものだけ流れます。なお、テレビ朝日系列はありません。

まあ、イメージ的なホールCMしか流せず、情報を自分から探さないといけないのは東京も同じ。ただ、ふとトイレを借りに行くとか。緊急的に存在を思い出されることはまだあるのかな。


昨年のこの時期、世界保健機関(WHO)がネットゲーム依存症を定義したことに対し、アメリカや日本のゲーム機メーカーやソフト会社で作る業界団体「エンターテインメントソフトウェア協会(ESA)」が、反対する声明を出しました。これを見て羨ましいと思いましたとも。

パチンコ・パチスロがギャンブル依存症ではないとか、業界も戦えというのではありません。むしろ、しっかり取り組むべき問題だと私は思います。ただ、依存問題対策に関しても、大当り出玉を2/3にするという6号機への遊技機規則改正の際にも、責任のある業界団体が声明を出したことがありますか? そういう話です。

業界団体は数えきれないくらいあります。しかし、まったく一枚岩ではありません。ホール・パチンコメーカー・パチスロメーカー・販売会社……いろいろな立場や存在意義があるのはわかりますが、まとめ役がいません。公的機関への陳情もそれぞれのツテでバラバラ。

第二次世界大戦で中断しましたが、戦前から続く庶民の娯楽です。風俗史などでも扱えるほどの文化になっていておかしくないんですね。うまくロマンやレジャーとして見せられている競馬とは雲泥の違いでしょう。それも“ビジョンを持ったまとめ役”がいないからです。

バスケットボールも以前はまとまりがなく、プロリーグが分裂していて国際大会に参加できなくなりました。Jリーグを創設した川淵三郎さんを招き全権委任して今日の復帰とプロリーグ発展があるのです。もちろん、そこに至るまでに痛みを伴う改革もありましたけどね。

件のゲーム業界の声明はWHOに対する主張でもありますが、ゲームファンにも向けられたものではないでしょうか。パチンコ業界が声明を出すとしたら、依存問題への取り組みを加速すること。射幸性が抑えられてでも魅力ある遊技機の開発姿勢のアピールでしょう。ほかにもっと言うことがあるかもしれないですけど。

依存問題の取り組みに関しては、やっていないことはありませんが。ファンや国民に向けてというよりも、お上に対してだけに見えてしまいましてねえ。リカバリーサポートネットワーク(RSN)の方々も頑張っているようですが、そのような直接的な団体ではなく、トップがバスっと言えば、またイメージが変わるでしょ?

少なくとも、依存問題絡みで遊技機規則も改正されたのですから、今後は危険性の少ない機種ばかりとなっていく……はずです。表向きは。そのアピールは今のところゼロですね。叩かれないようにし続けると、存在を忘れ去られていくだけです。

もっとも効果的にアピールするということは、自分から探さずにでも目に触れるということ。存在を思い出したアンチから叩かれまくるのは必然でしょう。かなりの覚悟が必要ですな(笑)。


旧暦の10月になると、出雲大社には八百万の神が集まります。それも大国主大神というまとめ役がいるからです。この神話の話は長くなるのでしませんが、長く趣味として楽しめるよう、ビジョンを持ち未来に投資してくれる舵取り役が出てくれたらなあ……と思う次第です。ま、初詣の際にはそんなことをお祈りしていませんけどね(笑)。

というか、林修先生の番組で正しい出雲大社の参拝方法が流されたからか、例年スイスイ回れたところで大行列でしたよ。オワコンとか言われていますが、やはりテレビのチカラはまだまだ大きいと痛感。ちなみに、林修先生。初代『パチスロ北斗の拳』のシステムを熱く語ったことも。

そんないろいろ思わされてしまう帰省でしたが、またもや金運アップの神社を周れず終い。金持神社とか、富神社とか。今年も収支には期待しないようにします……。