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面接するたびに思い出す・・昔の恋愛のあれそれ(後編)

2019年01月22日

パチビー読者の皆様!一週間楽しみにお待ちいただけましたか?

毎週火曜日更新「こんな塔子でイイですか」はじまり、はじまり~

いつまでもかわらぬ愛を・・なんてヒットソングがあったかと思います。与えたいと思う気持ちは、生きた感情である瞬間は自分に余裕があると、この気持ちが一生続くのではないかと思ってしまう。ずっと一緒に居たい・・なんていう希望もまたしかり。
しかしながら人間活動37年。女としての生理周期というものとの付き合いももう20年以上。感情の情緒不安定さへの寛容ぶりと、心というものの信じられなさ、移り変わりの早さへの諦めに関してはもうベテランの域に達しています。

そんなこんなというか、恋愛話の後編なんですが。
前々回に綴った過去の恋愛は、私が恋人にひたすら与えられ続け、ゆくゆくはそれに違和感を感じ・・といった内容であったかと思います。

今回に関しては恋愛といっていいのかはわかりませんし、付き合っていたのかもよくわかりません。しかし、放っておけずに相手の人生に関わってしまった結果、いなくなった時とても寂しくて数年引きずってしまったという恋愛です。

彼は出会った時に初対面にもかかわらず家族の不幸の話を打ち明けてきたり、話す前から運命の相手だ!みたいなことを言っていたり、内容が現実から数センチ浮いたようなことをよく話したりする人で、本当に胡散臭い人だと思っていました。しかし、毎日電話をくれて7時間とか話しているうちに非常に気が合う面白い人だということに気付き、言っていることは半分くらい嘘なんだろうなあと思いながらもよく一緒に居るようになりました。(しかもその時点で彼は彼女がいたんですね・・・・)

彼女は女として見ていない、●ックスもしていないと言いながらもなかなか別れることはなく、私は暇だったので彼の呼び出しに応じ、会うたびに彼を好きになっていました。胡散臭さはまだ続き。彼は私を呼び出すと交通費をくれるんですよ。あと駅まで徒歩10分でもタクシーを使ったり。貧乏なのに変だなあと思っていたのですが、のちのち色々と心の病気を抱えていることを知ります。
うつ病を併発している、私にはよくわからない病気で自傷もするんですけど、自傷ってリストカットとかだけではなくて、自分を追い詰めるとか奇天烈な行動をしてしまうとかそういうことも含むのだなあと。まあこの彼の場合だけかもしれませんが・・・

何を買うわけでもなく闇金で借金をして生活の足しにしていたり、上記のように人に交通費をあげたりして見栄を張ったりすることに使っていました。
それからは、なんかもう放っておけなくなってしまい、ガスが止まってたら自分が払いにいき、なんだかわからないけど明日5万必要だと泣かれたら用意し・・みたいな生活を数年して、ある時彼女と一緒に暮らし始めてしまったんですよ。

もう、会うことはないだろうと思っていたのですが、彼は私のSNSを細かくチェックしストーカーのように張り付き、根負けしてまだ会い続ける関係になり何故かわかりませんが彼と話しててそういう流れになり、私はデートしてくれた時給を彼に渡していました。
途中気が狂いそうになって彼に殴りかかったり道端で泣き出すようになっていましたが、うまくうまく距離を保ちながら彼は私と一緒にいました。

私がどうしようもない人間だからそばに居てあげる、そのためには必要なものなんだ、俺に自殺してほしくないでしょう?という感じだったかなあ?私が何かを拒否するとすぐ死のうとするんですよ。俺は本当に死んじゃう人間だけど大丈夫?って聞かれて泣きながら止めていました。

周りの人は宗教にはまった人みたいになっているよ?と私を心配しましたが、なんだか彼女とひょんなことで別れて自分と一緒に暮らすようになり、彼は人が変わったように優しくなりました。
二人だけの言語があったり、お互い裸族で向かいあって漫画を読んだりそれはそれは楽しい生活で。でもそれは長くは続かなかったんですよね。
病気なんでやっぱり働くことができないんですよ。次第に自分にとって生活面でも金銭面でも外で会っていた頃よりさらに圧迫されるようになり、それがあまりに辛くお別れを決心しました。

そこからが地獄の始まりですね。仕事を終えて帰宅すると彼は何故か女性の人格になっていました。私に甘えて化粧したり、すね毛を剃ったりし始めて・・なんのこっちゃと思い、問い詰めると泣く・・・しばらくその状態が続きました。でも可愛くてですね。しばらく一緒に買い物に行ったり、お化粧してあげたり。弱くて可愛いものの面倒を見るのは苦ではないのかあなんて思ってしまったり・・

そしてその女性期間が終わったら、何もなかったかのように元に戻り、私の全てを束縛し始め、女友達と会うこと、一緒に居る時にコンビ二に行くことも許されませんでした。耐えられない別れると言うと包丁を持ち出し死のうとする・・・
私も常に頭がボーっとしている状態になって働けなくなり、気力をなくし、好きだった音楽の活動も辞めました。

そんな中、私が言った何かの一言で彼は傷ついて、遠く離れた実家に帰ってしまいました。今までも飛び出しては帰ってくることがほとんどだったので、帰ってくるだろうと思っていたら彼は地元で結婚してしまいました。私は自分の不用意な言葉で彼を傷つけてしまったのかと泣いて暮らし、何がなんだかわからず数年は彼の足音が夢に出て来ました。ずっと彼が居るような気分でした。これに関してはまだ、立ち直るってほど立ち直っていないかもしれません。

その後にどんな人と出会おうと、あんな風に情けない姿で向かってきてくれる人は今後居ないと思っています。まあ今は既婚なので居たらちょっと困っちゃうけどね・・

う~ん内容的には重いけど、本当はこの何倍も思い出はあって、私にも悪いところはたくさんあって、この枠内におさめるように考えるのが大変でした。
あと、私が好きだった彼のいいところは私がうれしい時一緒に喜んでくれる人だったんですよ。それまでは私に良いことがあると自分が損をしているような気分になって機嫌を損ねてしまうような人が多かったんです。なので、あ~この人のそばでは私、幸せでいていいんだ!ってうれしく思ったのをよく覚えています。

良くも悪くもその後の自分の人格形成に大きい影響を与えてくれた人ではありますし、恨みもありますが感謝もある。
♪監獄塔子ちゃん♪

実はまだ風邪です。コラムが公開される頃にはよくなっていますように!

読者様もあたたかくしておやすみくださいね!また来週~♪


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