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寸借詐欺とイケメンのお話

2019年02月19日

パチビー読者の皆様!一週間楽しみにお待ちいただけましたか?

毎週火曜日更新「こんな塔子でイイですか」はじまり、はじまり~

寸借詐欺とは・・
某ウィキペディアさんによると、人の好意につけこみ少額の現金を借りるふりをして騙し取る行為を指す・・とのこと。

「そういえばあのときの千円返してもらった?」
筆者のことが大好きで、しょっちゅう変な画像を送ってくる、唯一忙しくても会えている女友達であるY嬢(つまり筆者に予定を合わせてくれている&連絡頻度がかなり高い彼女みたいな存在・・)とそういった会話になった。
筆者の友人テリトリーに、そのY嬢が切り出した話にある「千円借りて返さないヤツ」・・そんな寸借詐欺人間がいるのである(苦笑)。

飲み会に来ては飲み代がなく、そこにいる友人から千円ずつ借り・・・帰り道が一緒になった友人に交通費がないと電車賃を貰っているありさま。

でもね・・世代的にも飲みの席でケチらない!みたいな世代なんですよアラフォー世代。地域にもよるかもしれませんが。なのでさくっとみんな貸しちゃうの。バブル期の人々を先輩に持ち、やせ我慢しながら飲みに時間やお金を使い、中年になる頃には立派な酒好きのできあがりです。こんな私に誰がした!!(いや勝手になったんですけどね)

筆者はこのとおり不定期にバタバタ忙しくかけまわっている身のため、たくさんの人数で飲みに行くことは最近めったにない。(直前まで予定がわからないのよ~)
なので、その友人と会うのは年に四回程度。各季節に一回といったところか。
実際思い返してみたら何回も千円を貸しています。手口としては、時に電車賃などを細かく言ってきて(340円とか・・)、筆者は別にいいよ返してくれたら。ギリギリじゃなんかあったときあれでしょ?って言って千円札を財布から取り出し渡す。そして返ってこない野口英世さん・・・の数を数えること数回・・大体飲みの席なので記憶は曖昧・・・。
そしてY嬢からそれを言われるまで私は貸していたことも忘れているのだ・・・。

私は日々AVの宣伝活動をしている。人様の財布の紐をゆるめてもらうためにあんなことこんなことを思案し、宣伝活動をしているのだ。なので、人様から貴重なお金を貰っている身というのは共通するところかもしれない・・・しかし腑に落ちないのはなぜだ。
その寸借詐欺くんは大人ですが、たまにいろんな人から鬼の形相で怒られながら日々成長してるみたい。冷たいようだけど・・頑張って・・・。

そんなエピソードをY嬢と語りバカだよね~なんて笑い話にしつつ、へんなことを思い出してしまった。

私の元彼も・・・・そうだった・・・・・
21歳の頃にお付き合いしていた彼・・寸借詐欺野郎でした・・。
こんなにも忘れていたのはそれが<現金>ではなかったから・・・。

私の当時の彼は六本木のライブバーでベースを弾いていた。いわゆる箱バンミュージシャンと言うやつでした。実家暮らしで車を好きに使えたため、筆者の当時のバイト先まで送り迎えしてもらったり、バーは日曜休みなので日曜にドライブしたりがもっぱらデートの内容でした・・。
が・・・彼、筆者と待ち合わせるとき必ず「アルカリの9Vの電池買ってきて」って言うんですよ・・・。そしてお金を貰ったことはない・・。

エレキギターやエレキベースなど、電源を介して音を鳴らす機器には本体にも電池を入れなければならない場合があるんです。お仕事で使っている場合、電池の消耗も激しく、ライブの最中に音が出なくなることを恐れ、いつも新品で対応してるマメな人もいるんです。
百歩譲っても出勤前ならわかるんです。でも、そんな毎回買い忘れるか・・?と疑問に思い始めたころ、彼は筆者に「日曜昼間に中華街にデートに行こう」と言いました。
そして来たる待ち合わせの時間前に一言
「ごめん、もう車出しちゃったから・・タバコと9V電池買っておいて~」
ふぁっ!??????中華街ランチ!夜景見るまで一日一緒!!なぜ9V電池が!?明日のため!?それ明日買えばよくない!?なんで!?どうして!?

そんな日々が続き、ある日全然違う理由でお別れをしたんですけど、なんであの日9V電池が必要だったのか。それは彼にしかわからない。また会えたら教えてほしいなあ。

でも寸借詐欺君の憎めない言い訳は結構好きです。身内なら普通に貸しちゃう。そんな寸借詐欺野郎との思い出話でした!おしまい!
と言いたいところですが、ちょっとした事件がありまして。

筆者、最近女性用AVに出演したんですよ。女性用AV、シルクラボと検索するとどんなものかは情報が出てきますが、このAVに登場する男優さんのことは、男優さんではなく「エロメン」さんと呼びます。撮影もムード重視。そしてエロメンさんまつげ長い!肌が綺麗!手の引き方が王子様かよ!と男性用AV畑ですっかり男性脳寄りになってしまった筆者は、久しぶりに自分の心の女性性をふんだんに表に出しました。まだあったんだって気分。

今までのAVはもちろんお仕事ではありますが、スイッチの入れ方、自分の伝え方、そんな部分を使ってはいるものの、興奮するポイントはすっかり男性のようになっていて。
心ではなく視覚で興奮し、相手の心なんてどうだっていい、男優さんだから思い切りできるわ~なんて思ってました。酷いときは「はやくXXXをXXXしてくんないかな~(内容は各自想像してね)」なんて自己中の虫が騒いでおりました。
よく言えば性豪ってとこですが・・あんなに大切にしたかった心が気がついたら行方不明になっていたんですね。

シルクラボさんに出演して思ったことは、男性用のAV以上にプロセスを大事にしていること、特に言葉ひとつ交わすまでにどんな気持ちを持ったかをお互いじっくり話し合って、目を見て時間をかけて・・。
びっくりしたのが、服を脱ぐのが恥ずかしかった・・・AV女優が服を脱ぐことが恥ずかしいなんてどういうこと・・と。心についてたくさん話して、体まで全部見られちゃう・・なにこれ・・って。

こういう安心してお互いを受け止め合う●ックスなんて何年していないかわかりません。男優さんとの絡みの最中、何か通じあったように思えたことは過去に何度かありましたが、もうちょっと刹那的と言うか、心の断片を切り取って遠くから見つめているような不思議な関係なんですよね。AV女優にとって(というか筆者にとって)の男優さんって。
あ~こういうお互いの心を預けあって、どきどきしながらゆっくり抱き合うような●ックス。これは幸せだ~と思いました。ボディタッチも性的な感じではなく自然に受け入れられるような温かいものでした。

こういった夜の行為を筆者の女心は求めていたのか~と思うと、胸が熱くなりました。
エロメンさんは選ばれしイケメンさんのため、絡みは画面に華もあって見ている方にもとても素敵に映るものだと思います。筆者が思うに、これを是非カップルの方に見てもらいたいんですよ。

男性の愛撫が痛い、だとかキスがえげつない(これは筆者は大好きなんですが)だとか、そんな思いを抱えつつ言い出せない女性が実は結構な人数で居るってことをガールズトークで女性同士はわかっています。私もそんな話を幾度耳にしたかわかりません。
直接伝えるのは角が立つし、自信を無くしてしまったら抱いてもらえなくなるのではないだろうかという恐怖もある。でもこのAVは、女性はシチュエーションにムラムラできると思うし、男性は「え!こんなソフトな行為で女性って気持ちいいの!?」ってことが知れると思います。

心と体のお勉強になったし、AV女優としても、初心にかえれてとてもうれしい気持ちです。

ではまた来週!お楽しみに~╰(*´︶`*)╯Thank you.♥

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