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新機種導入

「ワードオブライツII」登場!

2024年01月15日
エレコ(ユニバーサル)より、2月に「ワードオブライツII」が導入されます。ベテランは名機復活と色めき立つこと間違いなし。ですが、若い世代は「へ?」となることも間違いないでしょう(笑)。

そこで、ここでは、なぜベテランが「ワードオブライツ」という名前にときめくか紐解いてみたいと思います。相変わらずですが、新機種のゲーム性や設定推測要素は動画などを見てください。

初代「ワードオブライツ」が登場したのは1999年。同じユニバ系のミズホから出ています。リール配列はエレコの大ヒット機種「アステカ」と同じ。CT機だったゲーム性も同じ。いわゆる兄弟機という位置付けでした。

でもちょっと違うんです。サウンドや世界観だけでなく、リーチ目の法則といったリール制御も。そして何よりも、ボーナス確率がやや高かったのです。そういった違いもあって「アステカ」派か「ワード」派かと尋ねられることが多かったですね。私はこの2機種というより「エスプ」派でしたけど(笑)。

そこから何機種か「アステカ」の名前を引き継いだ機種は登場してきましたが、「ワード」は約25年振り2機種目。知らなくて当然のことでしょう。もうすっかり使われなくなったネーミングと諦めていた頃に登場してきてくれるので、初代を知るベテラン勢は色めき立つのです。

しかも、ボーナスに厳しいと言われている6号機で、初代「ワード」と同じようにリアルボーナスありという形で復刻してくれました。初代とは逆に、こちらから火がついて「アステカ」が同配列で復刻したら素敵ですね。

もちろん、初代とは違う部分もあります。その際たるものが初代のゲーム性の根幹だったCTでしょう。

4号機のCTとは「チャレンジタイム」の略で、最大150G消化か200枚純増まで、リール制御が変化して小役の獲得が容易になるものでした。そのCT突入はBIG消化後から(厳密にはBIG成立時に決まっていますけど)。BIG終了時にCTとなったら、まず規定枚数近くまで小役を揃え続け、そこまで行ったら小役を敢えて外したり揃えたりして、CTが終わってしまわない純増枚数をキープし続けます。そして、その状態で150Gなどの規定ゲーム数まで引っ張ることが得策とされていました。

なぜ枚数を獲得した後にゲーム数を引っ張るのか。CTの消化中にBIGなどのリアルボーナスを抽選しているからでした。大量獲得に期待が持てる運が良いパターンとして、「BIGを消化→CTでもメダルを増やす→CTゲーム数を引っ張っている最中に再度BIGが成立→再びCTに突入・・・」という無限ループがあったのです。

特に「アステカ」と「ワード」は、このCTの威力が大きく、大量獲得となることが多かったので人気を博したのでした。で、このCT。突入はBIGからと書きました。だから、BIG確率が高いほうが夢あると「アステカ」派か「ワード」派かという質問が生まれたのです。だと思います。当時は「エスプ」派だったので(笑)。ただ、今から思うと「ワード」の作り方のほうが好みだったかもしれません。ボーナスが軽いほうが好みですし。

しかし、この4号機時代のCTは長くはありませんでした。

5号機以降のCTは、リール制御が変化して小役が揃いやすくなるのはそのままに、BIGから発動すること、消化中にBIGを抽選することが禁止されました。BIGとCTの無限ループという爆裂性が危惧されたのです。

リール制御だけを見たら5号機の遊技機規則もCTなんですけどね(規定スベリコマ数とか同じですし)。なので「新CT」と表記する媒体もあったと記憶しています。

結果、5号機の機種が出揃ってきて、ボーナスの一種というかRB的なものとなっていったのはご存じの通りです。ボーナスの純増枚数がさらに下がった6号機では滅多に見られなくなってしまいましたね。

ということで、この「ワードオブライツII」も、B+CTではなくA+ATという形となっています。ただ、そこはボーナスが“偉い”「ワード」です。リーチ目なども、A-PROJECTのユニバ系ですし、そこは抜かりなし。だから初代を知るベテラン勢が色めき立っているのです。

“あの頃”を思い出させられるサウンドもまた良かったわ〜。これをきっかけに「アステカ」や「エスプ」の復刻も期待したいです。と、何事にも押し込む「エスプ」派ですが(笑)、これにはソソって見に行ってきました。