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今までありがとうございました!
2024年09月15日
7年半という長い間にわたり「温故知新」のご愛顧、まことにありがとうございました。今回が最後の更新となります。
2022年10月に大病と診断されてしまいました。病名は、変に検索されるとドン引きさせるだけなので伏せますが、簡単に言うとALSとパーキンソン病が同時進行するような難病中の難病で、もちろん国の指定難病。根本的な治療方法などは残念ながらございません。
今すぐ死ぬというわけではなさそうですが、根本的な治療方法がないので悪くなる一方。そんな感じです。発症から3年で歩行介助、5年で車椅子、平均罹患期間(要は余命)9年とのことですが、今思えば症状は9年前にもう始まっていたような。
ですが、まだ介助もなしに歩けていますし、日常生活は普通に(もう何が普通か分からなくなっていますけどね)過ごせています。この先どうなるか、自分でもまったく分からないというのが正直なところ。なので、書こうと思えば、書くことはできたりします。「故きを温める」昔話については。
ただ、私が住んでいる家の駅にも、通っている病院がある駅にもパチンコホールがなくなり(かつてはどちらにもありました)、体調も良いし、ちょっと時間が空いたから様子を見に行くかというわけにはいかなくなり「新しきを知る」ことが難しくなってまいりました。
歩けてはいますが、自分で予測できない突然の揺れなどには耐えられないので、電車移動は難しいのです。優先席も空かない時間帯は特に。
パチンコ・パチスロがどの駅にもある“国民の娯楽”であった頃ならもう少し頑張ろうとも思えましたが、打ちに行こうと思い立って、電車などで遠出をしなければならないものとなった今、毎日のように肌で空気を感じるのは、さすがに無理があると思ったのが本当のところです。
○回胴式遊技機から学んだことは無駄ではなかった?
発症から何年も経っているのに自力で歩けている理由は数々あるでしょう。もちろん、進行が私の疾患の一般的なそれよりも遅いことは想像できます。その他に大事だと思っているのはリハビリ運動です。良くなるためではなく、維持するためだけですが。
介護保険もまだ使える範疇でなく(それだけ元気ということ)、施設を使ったり理学療法士などのアドバイスも受けられないので、自分で考えてメニューを組んで消化しています(汗)。
治癒の希望もないとサボったり続かないことが多いらしいのですが、1日もサボったことはありません。診断前から1日最低1万歩と決めて続けている散歩は、最後に休んだ日(コロナワクチンの副反応で高熱が出たのよ)から2年半経っています。
我々スロッターは慣れているじゃないですか。2000Gハマっても小役狙いなどを続けること。で、当たるとは限らないイヤすぎる展開も(笑)。リハビリ運動のように単調で退屈な作業もどうやったら面白くできるか考えるのも得意。データ採りもお茶の子さいさい。データ帳に記載するのが、パチスロの小役などから自分の体の数値になりましたが。このデータは研究機関に残します。
戦うものが変わっただけで、やるべきことというか覚悟は似たようなものなんです。あと、親と過ごす時間を増やすとか、リハビリとか。人生で何が大事なのか、何を頑張るべきなのかが整理されて、むしろ充実していると思う次第です。
散歩をするようになって、今までの人生で通ってこなかった花とか鳥にやたら詳しくなったんですよ。病気になんてならないほうが良かったのは言うまでもないですが、身近にこんな良い自然があったことすら知らないまま一生を終えていたかもと思うとゾッとします。
○本当、みなさんお元気で!
診断前から散歩を始めていたように、病気と分かる前からちゃんとしていたはずなんですけどね。同業でも他界された方が何人かおりまして。そのほぼ全員、病院に行った時は既に手遅れくらいだったんですよ。私はそうなるまいと思っていたんですが・・・。ちなみに、生活習慣病ではなく、因果関係のない・不明な、孤発性です。確率だけ。反面教師にもできない逆プレミアムを引いてしまいました。
病気と分かったのも、コレステロール値が高いくらいで、かかりつけ医に通っていたからでした。で、たまたま空いている時で、いろいろと不具合というか気になることを相談して検査してみたらといった具合です。いや〜、自分では更年期障害が他人よりも重いくらいに思っていたもので。
普通は何事もないのですが(それで安心をもらうのが医療機関の基本です)、万が一何かの病気だったとしても、早期発見に越したことはありません。私のように治療法もないのはレアケース。その私も軽症のうちに見つかって、リハビリを早くからやれているからまだもっているとも言えます。だから、ちょっとでも異変を感じたらお医者さんに診てもらってください。スロッターは得てして不健康ですから(笑)。
私はこんな事情もあり「またどこかで!」とか「必ず元気になって帰ってくる」とかは言えませんが、ちょっとは説得力があるかな。みなさん、お元気で。健康は、どんな高設定にも優ります。
最後に。7年半もの長い間、読者さま、パチビーのみなさまには、大変お世話になりました。自分が歩んできた四半世紀をじっくりまた考えたりもできました。特にKUNNYさん、Sさんにはいくら感謝してもしきれません。連載を始める前の上野の喫茶店での打ち合わせ、昨日のことのように思い出します。
あと、自分で自分を褒めたいかな。病気と分かった時点で、数多くの連載を持たせていただいていましたが、どれも途中で病状悪化とか作者急死とかにならず、最終回まで書き切れました。これですべて軟着陸できました。どの編集部さんにも更なる大きなご迷惑はお掛けしなかった・・・と思いたいです。
では、病気と戦ってきます!