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2月26日(月)諸々の地域差

2018年02月26日

うぃぃぃぃぃす!
どうもバーチャル営業マンのレタスです。バーチャルなので実体は存在しませんが、たまには営業マンらしいことを書こうと思います。よろしくお願いします。

さて、最近の話題と言いますと「みなし機」ですよね。

検定も認定も切れたパチンコおよびスロットが設置してある店舗がまだあるのですが、基本線としてみなし機は全撤去するのが本線です。風営法改正の2月1日までに前倒しで認定を取る。みなし機は全撤去する。

のが約束だったはずなのですが…

これに対応して即撤去を求める地域もあれば、そうではない地域もあるわけです。

あともう一つ、違法な広告宣伝と言われてるものの件です。いわゆるライター来店イベント。射倖心を煽る恐れがあるということで、東京都なんかは早くから媒体を呼ぶな、告知をするな、と厳しくやってましたが、まだまだ活発に行なっている地域もありますよね?

これにも地域差があります。組合主導で動いている場合もあり、単純に警察の意向と言えませんが、組合も条例又は法律に抵触していないか警察に質問していますからね。同じ組織のはずなのに、何故こんなに対応に温度差があるのでしょうか?そのためには警察組織の運営を知らなくてはなりません。

【公安委員会】
皆さん、運転免許証はお持ちでしょうか?運転免許証を見ていただくと都道府県の公安委員会の印が押されているはずです。
運転免許証の交付は各都道府県公安委員会がするのですが、実際の業務は警察本部の交通部に委任されています。

この公安委員会とは、警察の民主的運営と政治的中立性を確保するため、警察を管理する行政委員会。つまり、警察だけで暴走しないように管理してるわけですね。シビリアンコントロール、いわゆる文民統制という表現が正しいのかは専門家ではないのでわかりませんが、イメージとしては近い…のかな?

我々営業マンが警察へ行く用事が結構あるのですが、ほとんどは公安委員会への用事、検定申請です。

検定申請というのは、この県にこのパチンコを設置して良いという許可を得るための申請ですね。公安委員会が実際に実射試験などはせず、検定業務を委任している指定試験機関の保通協で適合しているものなら…過去には通らなかったこともありますが、まず検定を受けることができます。

ということで公安委員会にお世話になることは多いのですが、運転免許証同様に実業務は警察の生活安全課(地域により名前が違う)が行なっています。

【警察庁生活安全局保安課】
警察へ申請に行くと「本庁」という単語を耳にすることがあります。
ここにおける本庁とは警察庁、その中でもパチンコを管轄指導しているのが生活安全局保安課です。パチンコ業界の集まりでありがたい行政講話をしてくれるのが生活安全局保安課なのですよ。

各都道府県公安委員会、そして生活安全局保安課…色々な話を統合していくと、警察が一枚岩、横並びでみなし機や来店イベントの類を取り締まろう、とならないのはこの警察組織運営のこの公安委員会の立ち位置なのではないかと感じます。

本当は全国一斉で取り締まりをしたくても、公安委員会が存在する以上あくまで口伝、匂わせる程度に収まり、あとは各都道府県に一任する形なのでしょう。一応独立性、中立性を保つ意味での精一杯のポーズとも言えますね。

【自分さえ良ければ】
このみなし機問題、広告宣伝の問題に関しては再三言及されているデリケートな問題ですが、地域差が如実に出ているが故にタチが悪いですね。ホール目線で考えると数キロ行けば違う県、なんて立地も多々あるわけで、雲泥の差の恩恵を受けれるところがあるのは納得いかないのもわかります。

そういった差異が埋まれば淘汰はさらに進みそうです。この業界「自分さえ良ければそれでいい」という気風なので、自浄作用もなくここまで締め付けられてメーカーもホールも凋落一途なわけです。

"抱き合わせとかいう不正な遊技機販売方法"
"●●会と称した実質来店イベント"
"バレなきゃいいやみなし機設置"

などの綱渡りは建設的ではないですよ。どうですか?これを機にオサラバしていきましょうよ。