パチビーをご覧の皆様、いつもお疲れ様です。

日々自粛の流れの中、お元気に過ごされていますでしょうか？筆者も予定していたイベント、そして、アルバイト先のAV女優キャバクラのイベントも中止や延期に。AVも含めエンタメ業界は大打撃な模様です。

こんな時こそ、元気になれるなにかを提供できるのは映像作品に出ている己のよいところでもあります。

新しい撮影はなかなかできないですが、今まで出ていた作品など愛着のあるものを振り返ってみようと思います。

筆者はドキュメント物のデビュー作で約四年前にデビューしました。そのとき関わっていたスタッフさん、監督さんなどもめまぐるしい業界ゆえかもう会えない方も多い。何度かこのコラムでも触れていますが、デビュー作は設定ガチガチではありましたが、とても華々しいものでした。デビュー前にFRIDAYにグラビア掲載があり、謎の一般人がデビューした！という感じで。

何か特別な経歴もなく、若くも美しくもない、普通の専業主婦としてデビューしました。いまだに華がない、普通っぽい、はよく言われますがリアルな主婦がAVに染まっていくドキュメント。これに需要があることに当時はびっくりしたものでした。

こういったお仕事は若いうちしかできないし、できたとしても名前が出て、デビュー作を撮ってもらえるような身分とも思わず、更に発売当初はとても好評なようでした。更にびっくり。

筆者は、そこから2作目の作品、3作目と順調に本数を重ねていきますが、そのなかでAVって下手したらいままでやった仕事の中で一番大変だなあ、と思いました。厳しさを知るってやつです。

120分もしくはそれ以上の作品を1日で撮るのです。こだわり強めの作品であればあるほど、不慣れな自分には手強くて、撮影時間が深夜に及ぶこともしばしば。

瞬間的な、秒刻みの臨機応変さ、天然の面白み、さらに見た目の美しさ、さらに＋アルファで台詞演技が白々しくならない程度の演技力・・・これらが当たり前にないと、なんか白々しくて見てらんないんです。磨いてどうにかなるものもあれば
勘とセンス命！みたいな作品もあって、何度も何度も打ちひしがれました。

都度、本気で気持ちよくさせようとしたり、心地よい時間にしようとしてくれる男優さんにも感謝でいっぱいだし、遅くまで残ってくれるスタッフさんにもいつも申し訳ないし・・・これは磨けるものは磨いておかないとこの仕事に失礼だ、と真面目にも思っちゃったんですよね。

真面目にやる！と決めてからはやっぱり楽しいし、ものづくりって感じで嬉しいし、向き合ってる時間は、なんかこう生きてるっていうか。知らない人のセルフプレジャー行為というわかりやすい目的があるのもいい。自分だったらどういう感じがグッとくるかしら、なんて考えて。

そこから早いもので月日は流れていまに至る・・・のですが、最近はワンシーンのアドリブをまかされたり、男優さんなしの一人芝居女王様みたいなのもやりました。フェチものはいつも濃くて素敵な撮影の時間になります。

筆者はこの世界の何が好きで続けてるんだろうって最近は考えることか多いのですが、情報量も多く、やることもたくさんあり、個性的な方、ビジネスライクな方も、美人も可愛いもたくさんいて、そのなかで、圧倒的な本物感をもつ変態さんにたまに会えるから、だから辞められないのかなあって思います。なんか宝物みつけちゃった！って気分になるんです。その何％の成分が観てる方まで届くのかわかりませんが、確実に今までの生活の中では出会えなかった、どうしようもなく生き生きとしている個性的な方に何度か会えるのです。続けている目的は都度都度変わってくるものですが、続けていけるのもご縁ですよね。

この機会に、読者様も、いろんな時代のAVを見てみるのもありかもですよ！定額サービスとかもあるしね！

エロは人の心を元気にするし、生き死にを強く感じられるものだと考えています。気持ちよくなりたいってことは、生きたいってこと(違う意味でも・・・)！！

日本中が、世界中が大変な時ですが、命を大事に。大切な人の命も大事にしようね！

それではまた次回ー！

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